吹きガラス作品 ケーンワークⅡ
京都の展覧会に向けて吹きガラス作品制作のケーンワーク進めています。
今日はそのケーンを使ってもう一段階進めていきます。
レースグラスにはいつくかの見せ方があって、まるでレースの織物のように繊細な細工をしたものもあれば、網の目の様なレースもあります。全てのレースグラスの基本パーツになる前回制作したシンプルケーンを使用して次のステップにうつります。
今日下ごしらえしたのは、レースグラスの基本となるツイスト(渦巻状にねじった模様)を作るためのものです。しかも、セット作品として制作を考えていますので、同じ模様のグラスや器、ぐい吞みを制作するために、「ブランク」を制作します。
「ブランク」は作品ではありません。あくまで最終の形にするための一歩前の段階です。直径は5cm程度で、最終的に作る形や大きさによって変えます。
この「ブランク」ができて、やっと作品の形に入って行くことができるのです。
べネティアングラスのケーンワークは陶磁器などと違って、器を制作して絵付けをするのではなくて、初めにデザインのもととなる模様をつけることができるように下 ごしらえをして最後に作品を形していき、さらに加工を施して完成になります。
非常に長い工程で作業は進んでいきます。
やっと半分まで来ました。
さあ!次はこの「ブランク」を使って冷酒揃やお茶道具を完成させていきますよ♪