京都観光 河井寛次郎記念館

京都観光 河井寛次郎記念館
昨日、髙島屋京都店での初めてのガラス二人展も無事に終了し、たくさんのお客様からいろいろなご意見ご感想を頂き、とても勉強になる一週間でした。
展覧会を行うに当たって協力をしてくださいました、髙島屋のスタッフ、関係者の皆様本当にありがとうございました。

今日は山口の工房に帰宅する前に気になる美術館などに見学に行きます。
京都は工芸や文化の宝庫ですので、しっかり良いものを観て勉強したいと思います。

池本が兼ねてから一度行ってみたいと言っておりました河井寛次郎記念館に行きました。ガラス二人展を観に来て下さいました書家の矢田先生も足を運ばれ、「とても良かった」の感想を聞いておりましたので、なおさらに興味を持ち足を運びました。
寛次郎が制作活動で過ごした自宅兼工房、入るなりその静かに時間が流れる感じが木漏れ日から伺えます。
寛次郎が使用した椅子や机の調度品がそのままの形で残され、二階の部屋からは中庭の向こうに素焼き窯と上り窯も見えています。
作陶をはじめとした木彫や文章を通じてはげしい表現をしたものが数多く展示されておりましたが、反面、生活の中で生きる芸術を尊んだ穏やかな心を感じることができたように思います。
寛次郎は「驚いている自分に驚いている自分」と語っています。
当たり前のことを当たり前ととらえず、いつも新鮮な目で「ものごと」に向き合っていれば毎日のように制作をしているガラスからも、もっと深く美しさを感じ取れるのではないですか?と言われているような気がしました。
気持ちを落ち着かせガラス制作に取り組み、さらに精進しなければと思わされる場所でした。
お勧めです。♪

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客間から見える中庭と寛次郎が使用した調度品

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居間の椅子と囲炉裏                   
玄関入ってすぐの手の彫と格子戸からの木漏れ日。
とても静かな雰囲気です。