毎年、秋に書道研究玄游会が主催する玄游書展を観に行ってきました。
いつもお世話になっている矢田照濤先生が会長をされており、その他沢山の先生方やお弟子さんの作品が多数展示される大きな展覧会です。
山陽小野田市の文化会館で行われていて、毎年足を運んでいるのですが、その継続する力と、皆さんの作品に多く学ぶ事があります。
特に子供たちが自由に走らせる線はとても素敵で、力ずよく本当にまねのできない素晴らしい作品です。私が言うのもおこがましいのですが、本当に良い教育だと感じます。
また、矢田照濤自ら作品の解説もしていただき、作品にかける思いはすごいものです。一つの線を引くまでの思考や時間、紙や筆を選ぶまで気力を充実させながらの一筆が作品の中にありました。もちろん私が、多くを理解できる訳もありませんが、それを感じさせる事が出来る。とても難しい事ですが、ガラス制作の中にもまったく同じ事が言えます。同じもの造り、やっぱり書もガラスもアートなのですね。
同時に今年は、大先生「矢田桂雪」先生にもお話しする機会を頂きました。大先生からは「自信を持つのは大切な事だ。しかし、過信してはいけない。」と深い言葉を頂きました。気がつけば2時間以上会場に御邪魔をして、しかも矢田先生を独占。反省しつつもとても勉強になる展覧会でした。
矢田照濤先生と作品の前で。
「矢田桂雪」大先生。小野田に来たばかりの8年ほど前にあって以来です。
矢田桂雪先生 作「斗專雲移」
毎日必ず筆をとり、作品制作に取り組んでいるようです。すごい気迫です!
子供たちの「車」の字。昔の字を書き漢字の成り立ちも学びます。
勢いがあってとてもきれいな線です。
もちろん基礎を学ぶための古典も勉強します。完全に私よりきれいな字です。(負)