ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」茶道具
ガラスで制作された茶道具を見立て、ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が開催されます。
これまでも茶会などの場でガラス製のお茶道具を使用される機会がないわけではありませんが、茶道家の先生方も常に新しい素材や作品を探し追求され、海外のガラスブランドのバカラやラリックの作品などを水差しなどに見立てられ茶席の涼を演出される事例はいろいろと紹介されています。
淡交社から出版されている、茶のあるくらし「なごみ」でもガラス作家の作品の魅力について紹介をしていただく事になりガラス製茶道具の制作の機会を頂きました。
M.Mグラススタジオでは設立当初から茶道具の制作と研究を自分なりに続けておりますが、創れば創るほど何とも茶道具と言うのは難しいもので、重さや大きさ、全てにある一定のルール(掌の中にあるときの気持ちよさの様な感覚的なもの)がある様に感じています。(難)
だからこそ私は茶道具の制作が面白くてたまりません。
自分勝手にガラスのきれいさを伝えるだけでなく、しっかり道具としての機能が詰まっている事。ガラス素材の美しさと機能美、お茶やお水が器に入った時の見え方など、その時、その場所の情景をイメージしまわりの空間と溶け合って客人をもてなす。
この心意気が作家の制作魂を燃え上がらせます。(気!)
と言うものの何せ難しい!うまくできない!もう一回、もう一回、だから楽しい♪
あと作品の搬入まで1週間程です。
茶のあるくらし「なごみ」に掲載されている香合と棗「結晶」
レース模様の振り出しや蓋置き、茶巾立てです。
平茶碗、夏茶碗などなど。 いろいろ制作しています。