ガラス作家×ガラス楽器♪
恒例の夏イベント「ガラスフェスタ2010」がきららガラス未来館で今年も行われます。
前々回のブログでも掲載しました「ビン笛合奏団ラ・マーズ」とのコラボレーション企画として、私達ガラス作家があたらしいガラス楽器の制作にチャレンジいたします。
東京出張の際にしっかりと打ち合わせをした事をこの何日かで制作に取り掛かりました。「こんなのできますか?ガラスでは難しいですよね・・・」と聞かれるとつい悪い癖で「上手くいくか解らないけど、できないことはありませんよ!」なんて答えちゃう。(涙)
「あ、」また言ってしまったと思いつつ、実はこのチャレンジがものすごく大事なのです。
自分の作品では決して創らない形や表情、機能などに対してガラス素材を生かした作品(今回は楽器)を本気で考え、どうすればより良い形になるかを試行錯誤します。
この時に私達ガラス作家はガラス素材と多くの会話をします。
聞こえにくいガラスの声に耳を傾け、しっかりと聞き取ろうとすると、必ずガラスは答えてくれます。
「それは無理!。そこを引っ張ればもっときれい。」てな感じで声がします。
ただ本当に聞こえにくい声なので沢山の時間もかかります。今回のガラス楽器制作の新しいガラスとは会話が始まったばかりです。ガラス様とガラス工房全スタッフ、膝を突き合わせて会話を楽しみます♪
まずは作戦会議、吹きガラス工房の床にチョークで。
試行錯誤の試作中
ガラスをビョイ~ンとのばして。
ヒョイッとまげて。どんな音が出るのでしょうか?