月別アーカイブ: 2010年11月

ガラス作家 津坂陽介・久保裕子 工房見学

ガラス作家 津坂陽介・久保裕子 工房見学
ガラス作家の津坂陽介さん、久保裕子さんご夫妻が富山市の上熊野に新たに工房を設立されたので、見学に行ってきました。とても素敵な工房で全てが手作り!
(流石)
二人を慕う作家仲間や学生も多く、週末になると学生たちが集まっては建屋まで建てられたそうです。
現代の日本におけるガラス作品制作の環境が良くなるためには、一人一人、個人の力が重要だと私は思います。また、その個々を支えるのが地域や組織力になるのだと考えています。どちらかだけが突出し力を付けるのではなく、良いパワーバランスになる様に個々も努力が必要です。多くの個人や公共のガラス工房、教育機関が多いい富山の地に、新しい二人のガラス工房が建設され、見学させていただき、そんな事を感じました。
良い人や良い場所には利害関係に関わらず、必ず人が集まります。これからのガラス制作活動を進めていくに当たって、工房の設立は良いスタートだと感じました。
私達M.Mグラススタジオも山口のガラス文化を進めて行く上でバランスを大切に奮闘している最中です。お互い個人工房を運営する作家として頑張りましょう。
津坂さん、久保さん忙しい中、時間を造って頂きありがとうございました♪

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お二人との出会いは14年くらい前、私が富山ガラス造形研究所の助手として勤務する事になった年に入学してきました。その時からの友人でガラスや工房の設備などについて沢山の時間を共有した仲間です。津坂さんに至っては、M.Mグラススタジオ設立の際に小野田で2年ほど一緒に働いて頂きました。小野田図書館で毎日のようにガラス溶解炉の図面を引き、窯を造り、また多くの作品を創造しました。どれをとっても懐かしい思い出です。独立した陽介君、久保ちゃんと、またどこかでお仕事をご一緒できる事を望んでいます♪

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ガラス制作・加工室と言った感じの手作りの工房。
ところどころに陽介君の几帳面さが出ています。
ドアもお手製だそですよ。(凄)

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二人のガラス工房の真ん前には立山連峰が。超綺麗です。(美)

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今回の出張も無事に終了。多くのガラス作家さんに会ってとても勉強になりました。
お付き合い頂いた皆さまありがとうございました♪(感謝)

ガラスのまち富山めぐり

ガラスのまち富山めぐり
今日もお世話になった方々にご挨拶、兼リサーチ兼お仕事。富山ガラス造形研究所の職員を一緒にしていた時期があるガラス作家の張慶南さんが車を出してくれて、久しぶりに二人で「富山のガラス散策」、なんか旅行にきたみたい♪ ちょっとわくわくしながら、富山ガラスの状況を見て回りま~す。

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長年お世話になっているギャラリーNOW
日本中の活躍している作家を取り扱っています。

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社長や奥様とお話しして作品の近況報告。最新のガラス作品を観ていただきました。

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お次は、富山国際会議場。富山市所有のガラス作品が多数展示してあります。
また、アートサロンがあり富山で活躍するガラス作家さんの作品も販売しています。

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西川 慎 ガラス作品「月齢」
富山国際会議場の建設の際にエレベーターホールに永久設置になりました。

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富山ガラス工房、個人工房、レンタル工房をめぐり沢山のガラス作家さんと会って、私も張さんも卒業した富山ガラス造形研究所へ。久しぶりに教員室で先生方とお話ししました。左から本郷先生、渋谷先生、職員の川辺さん、張さん。
先生方に近況報告とちょっと相談事を・・・。今後ともよろしくお願い致します。
ここで張さんとはお別れ、いろいろ付き合ってくれてありがとうございました。(感謝)
紹介が遅れましたが張さんは倉敷芸術科学大学ガラス科の先生です。
張さん今度は小野田に遊びに来てね♪

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ガラス研究所の学生たちはガラスの作品制作中。真剣です!

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今日は小野田現代ガラス展で大賞を受賞したガラス作家の川辺雅規さん。
2008年の小野田ガラスフェスタでお世話になったガラス作家の佐野景子さんとお食事♪
富山のきときとの魚とお酒、ガラスの話でかなり盛り上がりました。(宴会なう!)

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ガラスのまち富山には、町中に小さなミニケースギャラリーがあります。(後ろ)
三人のガラスの話は尽きることなく熱い話とともに二次会へ。
とても楽しい時間でした。次の日も朝から仕事があるにも関わらず、川辺さん、佐野さんありがとうございました。また富山に行った時はよろしくお願いします。(解散24:30)

ANAクラウンプラザホテル富山での結婚披露宴

ANAクラウンプラザホテル富山での結婚披露宴
富山で最上級のホテル「ANAクラウンプラザホテル」で、お世話になったお客様の結婚披露宴が行われました。それはそれは、盛大な挙式で出席者の中には富山県知事や富山市長をはじめ富山有数の企業の経営者、各分野の作家が参列され、お人柄がうかがえるような感動的な披露宴になりました。
新郎新婦は私達がガラス作家で独立して大変な時にいろいろと支えていただいた方なので、どうしてもお祝いの席に出席したく参加させていただいた事とても嬉しく思います。
本当におめでとうございます。末長くお幸せに♪

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現代ガラス作家4人 皆さん久しぶりにお会いしました。 
左から:扇田 克也さん、私(西川 慎)、野田雄一さん、張慶南さん。
あまりに久しぶりで野田先生と張さんとは挙式の後も深夜までご一緒させていただきました。とても楽しかったです♪

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日本を代表する超人気陶芸作家のお二人。
左:内田 鋼一さん、右:加藤 委さん、昔からの大ファンでお二人の作品を愛用しています。
素敵な式に参加させていただく機会を造って頂きました全ての方に感謝致します。

ガラスのまち「富山」へ出張

ガラスのまち「富山」へ出張
今日の午前中は吹きガラス講座をいつも通りに済ませて、午後からは研究所時代から10年もお世話になった町、富山に出張です。
富山市までは新幹線と特急電車を乗り継いで6時間くらい。毎年、金沢美術工芸大学のガラス講座で北陸には行っているのですが、もう一歩足が伸びず、今回訪れるのは4年ぶりです。富山はガラスに携わっていればだれでも知っているほど、有名な土地。先生や生徒、同期、作家仲間など沢山の知り合いがいます。
大切な用事(出張)もさることながら、お世話になった方、友達に会うのが楽しみ♪しっかりいろんな意見やガラスの動向を見せていただきたいと思っています。
もちろん仕事もしっかりね!
そんな事で晩くに富山に着いて、早速お世話になったお寿司屋さんに♪(嬉)
大将にあって近況報告です。

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寿司栄「華やぎ」
大将(現会長)と息子さんの社長が腕を振るために新店舗として2年前にオープンしたばかり。

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同じく、寿司栄「華やぎ」のサイン。富山でも超人気の高級店です。

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お変わりなく超元気な寿司栄 大将! 威勢が違います。(粋)
きときとのお魚と確かな腕でお料理されたお寿司は最高です♪

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職人やガラス作家の世界は何年たっても志が高ければ極まるものではありません。
大将はまだまだ寿司道を極めんと邁進していると話して下さいました。
見習はなければいけません。本当に勉強になりました。
また必ず行きます。ご馳走様でした♪

吹きガラスチームワーク

吹きガラスチームワーク
今週末は富山への出張が控えています。その前までに作品を制作して、発送しなければいけません。先週から何度もチャレンジしている吹きガラスの作品です。
吹きガラス作品と言えば前回紹介したレースのワイングラスや花入れ、器などと言った機能性のあるものを制作するための技法と思われがちですが、現代のガラス素材の表現の中では彫刻的な作品、オブジェ等も多くの作家がその技術を駆使して制作します。今制作している作品は正に、その吹きガラスで制作しています。しかも、サイズが高さ80cm以上、かなり大きい作品(M.Mグラススタジオの徐冷炉では最大級)です。こうなると、いつものようにアシスタントと2人で造る事はできません。チームが必要です。今回のチームは4人で構成。皆の息がぴったり合わないとうまくいきません。緊張感もマックスで良い作品を制作ます♪

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M.Mグラススタジオで一番太い竿にガラスを巻き取ります。
かなり重いので竿の熱い部分が持てるようにグローブもします。

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ガラスに銀澄を巻き付けてガラスで模様を描きます。
作品が大きいとこの作業も大変(重)
(澄は箔の10倍くらい厚みのあるものです)

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長く伸ばしたガラスの作品を整えます。
紙リンの上で回すので煙がすごい、目にしみます。(涙)

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ポンテも特大!センターを取って。

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長いガラス作品は、ベンチに座って作業が出来ないので、チームワークが大切。
ポンテもしっかり温めて♪

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口元のガラスを引っ張って伸ばせば完成。
ここまで、おおよそ2時間くらい。一つ作るとへとへとです。

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完成作品。高さ82cm何とか大きさクリアーです。
アシストの皆さんありがとうございました♪
 

吉村芳生展

吉村芳生展
今日は久しぶりに山口県立美術館吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」を観に行きました。テレビCMでも毎日のように流れているので、会期中に必ず観に行きたいと思っていたので、どの様な世界が広がっているのか、わくわくしながら美術館に入りました。
まず、会場に入ると、大きなコスモスの作品が目に飛び込んできます。同時に両脇には新聞の模写と、10m位の金網のデッサンが飾られています。新聞も金網も目を疑いたくなるような細密デッサン。尋常じゃありません!
吉村芳生は鉛筆と色鉛筆で、日々をうつし描き続けています。その鉛筆の線はまるで紙に刻み込むかのように引かれ、線の集積は果てしなく画面を埋めつくしています。展覧会に来られているお客さん達は「まるでコピーのようだ。」とか「この作家さんは正気(健常)の人が描いたのですか?」などと学芸員に質問しているところも何度か聞きました。展覧会をみる側からすると当然の感想だと思います。
しかし、作家の私達からすると、痛いほどに感じるものがあります。
絵を描く、ガラス作品を造る事はポンポンとアイデアが出て制作に取り掛かれる程容易ではなく、自分が何に興味を持ち何を綺麗だと感じているのか、その中からモチーフを探し、描き、形にしていく。作品を制作する中で最も重要な部分でもあるだけに、探しても探しても描きたい(造りたい)作品が見つからない。しかし、画家、ガラス作家である以上、造り続けなければ作家とは言えない。そういった「何かしなければ!」という気持ちの中から、吉村芳生やっとの思いで見つけたのが金網や新聞だったように思えてなりません。狂おしい程に描いているのは、それしか方法が無かったからなのだろうと私は感じました。その境遇が普通でないと言えばそれまでですが、作家の仕事は自分と向き合う事から始まります。同時に新鮮な気持ちで継続し、創造り続ける事が大切です。学生の時、畳の目や金網を一つ一つ描いてみろと言われた事がありました。「西川は100本も畳の目を書いたら気を抜き、解ったつもりで線を引いてるぞ。」と言われた事がありました。吉村芳生の金網は一つとして同じ線がありません。本当に脱帽です。今の自分は畳の目を一つ一つ真剣に描く様にガラスに取り組みガラスに身を置いています。作家としての大先輩の生き方をこの展覧会から強く感じました。
吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」ぜひ足を運んでみてください。
とても良い展覧会です♪

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吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」
正面玄関に立っている看板。
新聞の上に自画像を描いているのではなくて、新聞も鉛筆で一つ一つ描いてるんですよ。
ホントにすごい根気と精神力!

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山口県立美術館前の県庁まで続く道は「日本の道100選」に選ばれています。
紅葉がとてもきれいでした。

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深紅に色付いてとてもきれいでした。
ガラス作品でこんな色がだせたら綺麗だろうな~♪

レースのワイングラス

レースのワイングラス
先日制作したレース棒を使って注文を
受けておりますレースのワイングラスを制作します。レースグラスを使っての基本的な花器やグラスでもかなり難しいのですが、今回はそれをワイングラスに仕上げます。
レースグラスに限らず吹きガラス全般に言える事ですが、まったくの一人で制作をする技法ではないので、アシスタントと息が合わなければ決して形になりません。
その中でもアシスタントとのチームワークが重要になるのがこのワイングラスです。
久しぶりのレース模様ワイングラス。日頃からの吹きガラスの鍛錬とチームワークの良さがそのまま作品の形になって出やすい作品です。きっといい作品が出来ると思います。(気合!)

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レース棒を均等の長さに切って、鉄板の上に並べて温めます。

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レース棒が割れないように鉄板の余熱であったまったら、グローリーホールで柔らかくします。

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竿にガラスをとり温めたレース棒を巻き付けます。

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レース模様が綺麗に一周するように調節して合わせて。

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レースガラスをなじませ、くくりを入れて穴を閉じます。これで息を吹き込む事ができるようになります。
下半分のガラスはワイングラスの台になるように取っておきます。

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息を入れて膨らまします。だんだんレース模様がはっきりしてきましたよ!

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ポンテを取って竿を取り換え、口の部分を制作できるようにします。

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口を広げてレース模様のグラス部分の出来上がり♪
ここから先はステム、フットと制作して、最後にカップとステムをくっつけるのですが、少しでもタイミングがずれると真直ぐに着かなかったり、落っこちて割れたりします。(怖)
残念ながらブログ撮影部隊がいる訳ではないので、写真はここで終了。
緊張しながらもナイスなチームワークでうまい事、
完成しました。(喜) 
できあがった作品は下の写真です♪

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レース模様ワイングラス 繊細なレースができました。   「細かいでしょ~!」
アシストの皆さんありがとうございました♪

ベネチアングラス レース棒

ベネチアングラス レース棒
皆さんも「ベネチアングラス」と言う言葉を一度は聞いた事があると思います。そのベネチアングラス技法の中での最高峰と言われる技がレースグラスになります。
「ベネチアングラス」はイタリアの大切な産業、文化、技法として政府に守られていました。ベニスのムラーノ島にガラス工房と職人を集め、そこで制作させる事で勝手に渡航し技術を流失させないように管理をしたと言われています。中世の頃は勝手に渡航して政府につかまり処刑されたとか。(怖)
ですから100年ほど前であれば日本人の私がレースグラスを造ることなど絶対に考えられない事でした。
しかし、現在はグローバルな時代になった事で、イタリヤからマエストロに来ていただいて学んだり、私達の様な日本人でもムラーノ島で技術を見ることができるようになりました。もちろん日本の職人技と一緒で、逐一教えてもらえる物ではありません。見せていただいた先は自分で研究をします。
私は、レースグラスの繊細さがとても綺麗なので15年前の学生のころからから制作、研究を続けています。
今日は天気も良く、風も穏やかなので注文を受けているレースグラスの制作をする事にしました。
繊細なレースグラスを制作するには美味しいお料理と一緒で沢山の下準備が必要です。最も大事な準備がレース棒の制作。レース棒を造るにはアシスタントとの息の合ったコンビネーションが不可欠。
さあ、その様子をご覧下さい♪

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レースグラスの元、ストレートケーンを並べます。
以前にもブログでで紹介したケーンワークです。

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レース棒の大きさは、写真の通り直径10cm位のガラスの塊です。
上のストレートケインを透明ガラスの周りに張り付けた状態で、熱しながらなじませています。
この時はまだ、白いレースになる線がわりとまっすぐです。

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アシスタントがポスト(レースガラスを受ける側の竿)を用意して待ち構えて、
ガラスが柔らかくなるのを待っています。

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ポストを受け取り熔けたレース棒になるガラスをくっつけます。
白いガラスの線がねじれて編んだような感じになってきています。

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レースガラスの間隔がバランス良く伸びるように調節をし、ねじ込んで編みながら徐々に引っ張ります。

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レース棒をなが~く均一に引っ張ります。これがとても難しい!(大変)
(長く引っ張るために、天気の良い風の穏やかな日でないと工房をオープンにして制作が出来ません。
風が強いとレース棒が曲がったり、折れたりするんですよ。)

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今日一日レース棒を引っ張り続けてこの収穫。綺麗なレースグラスが出来そうです。
レースグラスの組み立ては後日掲載します。お楽しみに♪

ガラスのトロフィー

ガラスのトロフィー
今日は夕方からある会のゴルフコンペの懇談会がソル・ポニエンテであります。
私はゴルフをまったくしないのですが、懇談会にはいつも誘って頂き参加させていただいています。
なぜかと言うと、ゴルフコンペのトロフィーをM.Mグラススタジオで制作させていただいているのです。
この会の参加者は、小野田の主要な会社の経営者の方々ばかりで、いつも緊張の中参加するのですが、食事やお酒を酌み交わしている時に聞けるお話しは、ためになるお話ばかりです。
経営の事や、いろいろな地域に出向いた時に見た文化活動や現政権のお話までいろいろな会話が進みます。もちろん、私も現代ガラス作家として、また経営者の一人として臆せずに会の皆様と会話に参加して今のガラス文化のあり方なども熱く語っています。そこで話していた事をきっかけに、実際にガラス工房までご家族や会社の方と足を運んでくださると本当に嬉しいものです。
こう言った地道な活動で得た信頼がとても重要なのだと最近常に感じています。
さあ、明日は日曜日!誰がガラス工房に来られるか分かりません、「ガッチリ」仕事をするために飲み過ぎ、二日酔いには注意しよう。(怪)

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池本美和 制作 ガラストロフィー
富士商グループ 藤田 俊彦 社長 1年間の「取りきり戦」覇者!最高の笑顔です。
藤田社長は小野田のガラス文化を先頭に立って支えてくださっている恩人です。
これからも宜しくお願い致します。

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小野田の重鎮 小野田商工会議所 前会頭 藤田 保郎 様  、現会頭 西村 重基 様 
現副会頭 末廣 裕幸 様、県議会議員 竹本 貞夫 様

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ソル・ポニエンテ 今夜の前菜。ワインが進みます。(美味)

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ソル・ポニエンテ メインディッシュ肉料理と魚料理。両方食べちゃいました。(満足)

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参加者の皆様。 小野田を代表する経営者の方々です。
これからもたくさん勉強させて頂きます。