ガラス作家 津坂陽介・久保裕子 工房見学
ガラス作家の津坂陽介さん、久保裕子さんご夫妻が富山市の上熊野に新たに工房を設立されたので、見学に行ってきました。とても素敵な工房で全てが手作り!(流石)
二人を慕う作家仲間や学生も多く、週末になると学生たちが集まっては建屋まで建てられたそうです。
現代の日本におけるガラス作品制作の環境が良くなるためには、一人一人、個人の力が重要だと私は思います。また、その個々を支えるのが地域や組織力になるのだと考えています。どちらかだけが突出し力を付けるのではなく、良いパワーバランスになる様に個々も努力が必要です。多くの個人や公共のガラス工房、教育機関が多いい富山の地に、新しい二人のガラス工房が建設され、見学させていただき、そんな事を感じました。
良い人や良い場所には利害関係に関わらず、必ず人が集まります。これからのガラス制作活動を進めていくに当たって、工房の設立は良いスタートだと感じました。
私達M.Mグラススタジオも山口のガラス文化を進めて行く上でバランスを大切に奮闘している最中です。お互い個人工房を運営する作家として頑張りましょう。
津坂さん、久保さん忙しい中、時間を造って頂きありがとうございました♪
お二人との出会いは14年くらい前、私が富山ガラス造形研究所の助手として勤務する事になった年に入学してきました。その時からの友人でガラスや工房の設備などについて沢山の時間を共有した仲間です。津坂さんに至っては、M.Mグラススタジオ設立の際に小野田で2年ほど一緒に働いて頂きました。小野田図書館で毎日のようにガラス溶解炉の図面を引き、窯を造り、また多くの作品を創造しました。どれをとっても懐かしい思い出です。独立した陽介君、久保ちゃんと、またどこかでお仕事をご一緒できる事を望んでいます♪
ガラス制作・加工室と言った感じの手作りの工房。
ところどころに陽介君の几帳面さが出ています。ドアもお手製だそですよ。(凄)
二人のガラス工房の真ん前には立山連峰が。超綺麗です。(美)
今回の出張も無事に終了。多くのガラス作家さんに会ってとても勉強になりました。
お付き合い頂いた皆さまありがとうございました♪(感謝)