月別アーカイブ: 2011年10月

ヨーロッパ ガラス視察 エピローグ

ヨーロッパ ガラス視察 エピローグ
フランクフルト、ベルリン、プラハと三都市を廻ったヨーロッパ視察も今朝の朝食を持って終了です。駆け足で回ったこの旅は今進行している作品に大きなヒントになると、思いきって行動に移しました。しかし、西川と池本だけでは多々あるガラス工房の仕事の忙しさに迷ったあげく現実的でないと判断して旅立たない事が今までのパターンでした。しかし、今回は一緒に旅をした友人がいます。株式会社モトクロス社長松永秀夫さんです。
M.Mグラススタジオのホームページを制作、管理をしていただいていて、モトクロス社員のWebデザイナーさん(M.Mグラス担当)がご家族の都合でドイツに転勤、そのままドイツにおいてモトクロスの仕事を続けているデザイナーさんに、松永さんが仕事の打ち合わせ等でヨーロッパに行くタイミングと、私たちが今後、世界での活動のための視察を考えていたタイミングが一致、ヨーロッパ視察が実現した訳です。この視察にかけた時間と労力はM.M、松永さん共にとても大きなもののだったと思います。しかし得られた経験と見識はそれにもまして巨大だった様に思えます。この旅の経験が仕事に人生に必ず役に立つと信じて疑いません。さあ、工房に帰ってヨーロッパでの経験を生かししっかりガラス制作です。

このヨーロッパ視察でお世話になった友人たちを紹介いたしま~す♪

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フルメンバーでの朝食 右からモトクロス松永秀夫さん、杉井さんの旦那様、Webデザイナー杉井さん、松永さんの息子さん空太君、奥様の妙子さん、M.Mの二人です♪

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ガラス作家 岡野かおりさん(チェコ在住)、旦那様のぺトルさん、娘のハナちゃん。
かおりさんとは同級生で、今後のガラス作家活動などを協力しあいたいと話しています。
久しぶりに会えて本当にうれしかったです。楽しいひと時でした♪

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食事をしながら作家としての今後の展開等を話しました。
いろんなことを話し合える大切な作家仲間であり、大切な友人です。

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なぜだか、初めて会った時から気が合い、経営者としての話もできる友人。
(株)モトクロスの松永秀夫社長。
二人で次の視察計画の機会をうかがっています。

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帰りも15時間ほどのフライト。御来光が美しく光ります。

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長い旅を経て無事に新山口到着。

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次回の発見の旅のために、しっかり作品制作を始めましょう♪

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PS:富山ガラス工房で大変お世話になった野田雄一先生と帰りの新大阪の駅でばったり。
池本は7,8年ぶりに再会。旅は面白いものですね♪

チェコの現代ガラスアート

チェコの現代ガラスアート
私がガラス作家として活動を始めるにあたり多くの事を学んだチェコのガラスアートは今どのように進んでいるのかを視察して回ります。ヨーロッパの観光名所として栄えているプラハ内では、現代美術の需要は決して高くありません。そんな中でも何処かにチャンスは無いかと探していたところ、日本でお世話になっているなっているギャラリーのオーナーと、プラハ城内ギャラリーの学芸員からと同じ答えが返ってきました。DOXギャラリーとカンパミュージアムです。
DOX(ドックス)ギャラリーでは日本でも人気の高いガラス作家で一緒にオフィスやマンションに作品を納めたこともあるイヴァナ・マシュトヴァの個展が開かれています。
カンパミュージアムではプラハ工芸大学のマリアン・カレル教授(ガラス作家)の個展。色々な素材、絵画、立体のチェコの現代美術の作家たちの作品展が行われています。また、街中で見つけたガラス作品を紹介します。

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DOXギャラリー プラハ本駅から地下鉄で3つ目、ホルショヴィッツェ駅から歩いて5分ほどの場所にある美術館ギャラリー。企画展示も作品の販売もする。新しくできたギャラリーで子供向けのワークショップも行われています。
M.Mグラススタジオが管理運営するきららガラス未来館の将来の姿にちかいかな?

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イヴァナ・マシュトヴァ展 日本にも多くの作品が納められています。

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イヴァナの鳥たち。石や流木、ブロンズなどの金属と合わせて制作されています。
スーパーセンスが良いです。(感激)

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イヴァナの動物たち。視察している池本さんの写真からわかるように非常に大きな作品です。どれも愛嬌があり、同時に造形的でもあります。芸術の基礎力であるデッサンの力を感じます。

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イヴァナの人たち。私の身長が175cmほどあるのでガラスのフューマンは2m以上、どれも巨大です。しかも細いガラスの足だけで立っています。すごいバランス感覚。日本の展覧会では受け入れられるかな~。(地震のある日本では危険かも。)

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カンパミュージアム マリアン・カレル展(プラハ工芸大学のガラス科教授)
板ガラスを使った造形を追及しています。私が富山ガラス造形研究所に勤めているときにワークショップの講師として来てくださいました。奥様のダナ・ザネチニコヴァさんも超有名なガラス作家です。

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石と板ガラス。構造体の金属柱と板ガラスを組み合わせて作品にします。

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カンパミュージアムの常設展示には、数多くの現代ガラス作家の作品も展示されています。右からダナ・ザネチニコヴァ、フタニスラフ・リベンスキー&ヤロスラヴァ・ブリフトヴァ、チィッグレル、ウラジミール・コペツキー、どのガラス作家も超有名な巨匠たちです。全員のガラス作家に会ったことがあります。(自慢)

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フタニスラフ・リベンスキー晩年の作品「法衣」のシリーズです。リベンスキーが来日の際に仏教の法衣にインスパイアーされて制作した作品といわれています。
私が最も尊敬するガラス作家で私の恩師クライン先生の師匠になります。そんなことから私は孫弟子になるんですよ~♪(自慢) 16年前に、たった3日ほどでしたがリベンスキー工房で手伝わさせて頂きました。一生の良い思い出です。

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絵画、立体のチェコの現代美術の作家たちの作品

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旧市街地にある銀行のエントランス 街中のいたる所にリベンスキー氏の作品が。

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旧市庁舎時計台のエントランスにもリベンスキー氏の作品。この大きさにして、このクオリティー。
それを支えるデザイン力の高さが凄過ぎます。
まだまだ、紹介したい作品はあるのですが、掲載した写真は今回の視察で代表的な作品ばかりです。
近い将来、ドイツ、チェコでの日本人の創るガラス造形展を行えるように話も始まります。その時のために更なる努力と研鑽を積み上げていきたいと思います。

ガラスの聖地 プラハ

ガラスの聖地 プラハ
ベルリンから4時間40分の列車に揺られてチェコ共和国プラハに着きました。24歳の時、言葉も全く喋れず、お金もなく、ただ本場のガラスをどうしても見たくて行ったチェコに16年ぶりに帰って きました。長い歴史の中でガラス工芸を国の技術として栄えたボヘミアングラスは言わずと知れたヨーロッパの芸術的工芸品です。同時に現代ガラスの発生(スタジオグラスムーブメント)はアメリカと言われていますが、チェコのガラス作家からすると、もっと以前からチェコではガラス素材を現代アートの素材として使っていたとチェコの恩師(クライン先生)は言っていました。そんなガラスの国チェコの首都「プラハ」を再確認、再発見のため、くまなく巡ります。
プラハは日本で言う所の京都。ヨーロッパで最古の町とされ、戦争被害にも負けず、同時に近代化からもチェコの人々が守り抜いてきた街。その古い街並みの中に、ただ修復を繰り返し街を保存するのではなく、現代的な要素をしっかり加えられています。そのガラス作品の使われ方は本当に素晴らしく、私達M.Mグラススタジオが考える日本でのガラス作品制作活動の目標でもあります
。そんなプラハを紹介します。

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旧市街広場と旧市庁舎塔にある天文時計。時計は地球を回る太陽と月(天動説)、その天体を示し年月日と時間を示しながら1年かけて1周する。デザインだけでなく機能的にも美しい時計です。後ろにそびえるティーン教会はゴシック様式の建物で1365年に創建されました。
夜が更けてプラハに到着しましたが、短い時間の旅なので早速探索開始で~す♪

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プラハ城へと続く参道。プラハは石畳の多い街並み、9世紀末のボヘミア王国に迷い込んだようで本当に綺麗です。

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カレル橋 ヴルタヴァ川に掛かる1406年カレル4世によって建造された中央ヨーロッパ最古の石積みの橋。両脇には聖人の像がならび、この季節の早朝は霧が立ち込めとても美しいです。時間が止まったような感覚になります。

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プラハ城の正門 フラッチャニの丘にある居城。城内にはチェコ共和国の大統領府が置かれ、大統領執務室にて今も実際に公務が行われているようです。

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聖ビート教会 大カテドラル
もともと930年にロマネスク様式でシンプルに建てられた教会だったものに、幾度かの改築を経た後1344年に現在のゴシック様式の堂々たる建築にするため改築工事を開始。最終的な完成は20世紀になってからのようです。実に700年近くの年月をかけて建造しています。(凄)

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聖ビート教会に入ると。内部の高さ46m幅46m奥行き64mの神々しい空間になっています。一歩足を踏み入れた瞬間、また鳥肌が全身に走ります。(震)
ちなみに外観屋根の最先端の高さは100m以上あるそうです。

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聖人たちが並ぶ美しい古典的なステンドグラス。

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日本でも人気の画家「ミシャ」のステンドグラス
エナメル絵付けとステンドグラスの技法が美しく重なり合ってミシャの作品が強調されます。

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フタニスラフ・リベンスキー&ブリフトヴァの作品
私が最も尊敬する現代ガラス作家の世界的巨匠。歴史的建造物にも現代のガラス作家の作品が堂々と使われています。本当に美しく荘厳です。(感動)

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キャストガラス(鋳造ガラス)技法を使った淡い色合いの作品です。

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午前の光が教会内に射しこんで虹色の空間が生まれます。言葉になりません。

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ちょっとした裏口の様な扉の上にもリベンスキー氏の作品を発見。贅沢の極みです。盗まれてはいけないのは理解できるのですが、ガラス作品本体にセンサーが付けてあったのが残念。

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プラハ場内のギャラリーでは、故ガラス作家の巨匠リベンスキーにちなんだプライズのガラス展覧会が開かれていました。

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「百党の街」と呼ばれ都市全体が美しいプラハ。ヨーロッパ旅行をお考えの方は絶対にお勧めです。

ガラス建築 ステンドグラスの現代と伝統

ガラス建築 ステンドグラスの現代と伝統
今回のヨーロッパ視察を企画するあたって基軸になった建築があります。それは、ベルリン大聖堂とカイザーヴィルヘイム記念教会です。その中で装飾として使われているステンドグラス、エナメル絵付け、彫刻、照明等々の現代と伝統をどのようにして混在し表現しているのかを実際に観て肌で感じたいと思うところから始まりました。現在、M.Mグラススタジオで取り組んでいる建築空間へのガラス作品の提案の中で時代に左右されることなく普遍的に良いとされる作品を制作するためには、どうしても本物を見なければいけません。実際に世界中の人々がここの建築やガラスを見に来て、何かを感じ、次の世代にも残すべく保存をしようとしている二つを紹介します。

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カイザーヴィルヘイム記念教会 19世紀末に建てられたネオロマネスク様式の教会。第二次世界大戦中の空襲で破壊され、戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとしてそのまま保存されています。しかし崩れかけた教会が見当たらなく、どこかな~と探しているところ♪ 実はすぐ後ろにあって現在は補修工事中でした。(白いビルのような建物で教会すべてを覆って補修しています。)

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カイザーヴィルヘイム記念教会 補修工事がなければこんな感じです。(ポストカードより)

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カイザーヴィルヘイム記念教会の真横に1961年に建てられた八角形の教会の内部は壮大なステンドグラスです。キリストの彫刻も現代表現で心に響くものがあります。

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荘厳な雰囲気が空間を包み込みます。

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ガラスは「ダル・ド・ベール」通常のステンドガラスと違い15~20mmほどあるぶ厚いガラスを使用して造る特殊なステンドグラスです。

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この時、教会で行われるパイプオルガンのコンサートのリハーサルが行われていました。
建築の美しさと教会である空間の荘厳さ、パイプオルガンの音色に圧倒されました。
何時間でもこの教会にいたいと思えました。(感動!)

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マルクス・エンゲルス広場の隣にあるベルリン大聖堂。ホーエンソォルレン王家の記念教会です。

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ルネッサンス様式の荘厳な教会で、伝統的なステンドグラスにエナメル絵付けをしたガラスは息をのむ美しさです。また、天井画はフレスコ画とモザイクの混合で描かれているように見えました。

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左はパイプオルガン。楽器自体が現代美術の彫刻のようです。(巨大)

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美しすぎるエナメル絵付け。

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モザイク絵画 ガラス、大理石などを無数のピースを組み合わせて描かれています。
素晴らしいデッサン力です。

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「補修を待つ彫刻たち」一つ一つ大切に保管をして元の場所に帰るのを待ちます。

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どちらも素晴らしい歴史をもち現代に引き継がれている建造物でした。私は両方の建物に入った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。何かを見たり感じた時の「鳥肌は」重要なセンサーなのでしょうね♪ 24歳の時に訪れ感じた街の空気と、40歳を目の前にして感じるベルリンの町並みと歴史は大きく違うように感じています。あの時よりも刺激的で学べるものが多かったように思えます。
さあ次の目的地はチェコ共和国「プラハ」にEC国際特急列車で向かいます。

首都ベルリンの世界遺産と歴史建造物

首都ベルリンの世界遺産と歴史建造物
ハンブルクから4時間以上かけてドイツの首都ベルリンにやてきました。経済情勢が不安定なヨーロッパにおいて唯一安定した成長を見せるドイツにおいてアートの需要はどのようになっているのか、美術館やギャラリー、工芸コンペなどの情報を視察して回る予定です。また、マイスター制(親方制度)をいろいろな物事に当てはめて生産性を高めている「ものづくり」を歴史建造物や工芸品、現代美術から感じ取りたいと思います。ベルリンは世界遺産の数が世界第4位と歴史的な建造物が多数あり、その街並みを大きく崩すことなく現代建築と融合させた都市計画は本当に美しく感じます。
ここでは主に世界遺産とその建築、工芸品を視察して回ります♪

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DBベルリン駅はガラスでできたドームといった建築。
国際列車の行き来する首都の駅だけあって非常に美しい建築です。

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ベルリンではウェスティングランドホテルに宿泊。 ベルリン随一の繁華街、フリードリヒ通り沿いにありブランデンブルグ門からテレビ塔まで延びるウンター・テン・リンデンの通りとの角にある老舗のホテルです。

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ベルリンでの時間は2日間。ついた夜から早速視察に。「ブランデンブルク門」 ベルリンの壁崩壊時に再会劇のあった場所です。16年前に見た時のライトアップと違ってカラーLEDが使われていて、私的には軽いイメージでこのライトアップはあまり良い印象ではなかったけれど、この時はFestival of Lights 2011 期間中の特別ライトアップだったみたいです。通常は色が変わったりしない様です。(ホ)

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ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔) 塔の上からの景色はベルリンの街を一望できます。
ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」の始まりのシーンで天使が勝利の女神像の肩に座って人間を眺めている様子を思い出します。今日も天使が来ていますかね♪

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ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)塔の上からの景色。道の端にはブランデンブルク門

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シャルロッテンブルク宮殿 宮殿の美しさもさることながら実際に使用されていた工芸品が多数展示されています。展示方法が綺麗です。

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ベルリンの壁 イーストサイドギャラリーには1.3キロの壁が残されています。

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ペルガモン博物館 古代ギリシャ、ローマの貴重な作品群が展示してあります。


ヘレニズム期のギリシャ建築美術 どうやって持ってきたのか本物の遺跡を見ることができます。
ところどころに使われている神殿内の床のモザイクが素晴らしい!

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イシュータル門 バビロニア王国の古都バビロンあった門で青色の釉薬を塗った瓦で覆われ想像上の動物シリシュのレリーフが並んでいます。ガラス化した釉薬の美しさを資料として池本さんが撮影。

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発掘された古代ガラスも多数展示してあります。

ガラスモザイク作品 フランクフルト

ガラスモザイク作品 フランクフルト
日本から15時間ほどのフライトを終えようやくドイツのフランクフルトへ到着。空港からは地下鉄に乗ってフランクフルト中央駅まで出て、駅近くのホテルへ向かいます。時差があることから、日本から来た私たちにとっては今日一日は24時間でなく、31時間。もう24時間丸一日以上起きています。それでもドイツに来たからにはビールとソーセージ。食べた後はしっかり休んで明日の視察に備えます。
フランクフルトはユーロを発行する欧州中央銀行をはじめとして金融の中心で交通の要所です。ガイドブック的にはこれといって観光するところの少ない地域ですが、ここでも歴史的建造物のステンドグラスとガラス作品を見学に行きます。

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フランクフルト中央駅に到着。交通の要所です。

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フランクフルトソーセージ、マッシュポテト、ザワークラウトどれも本当においしい♪
日本時間の朝5時でもぺろりと食べちゃいます。

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ドイツ ビール 激ウマです。

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朝を迎えて視察開始。
大聖堂(Dom) 赤茶けた外観が目をひく典型的なゴシック建築。
1562年から230年間にわたり神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が行われたことで有名な場所です。

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中は壮大なステンドグラスです。
ステンドグラスも幾何学的な四角と三角の組み合わせで構成された美しい作品です。

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マインタワーの屋上展望台がありフランクフルトの街を一望できます。

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ロビーには巨大な壁面作品が・・・

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近くによると実はガラスモザイク。

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ガラスピースのグラデーションと色の違いだけでなく、ガラス表面の割れた表情と微妙な高さの違いで表現しています。古典的なモザイク技法ですがとても美しいですね。

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マインタワー展望台から街を眺めます。左上に見えるフランクフルト中央駅から次の目的地へ。

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次の目的地ベルリンへICEで向かいます。 気分は「世界の車窓から」♪

ガラス作品の視察 ヨーロッパへ

ガラス作品の視察 ヨーロッパへ
本年より目標として定めたM.Mグラススタジオの取り組みとして、海外でのガラス制作活動を積極的に行っていこうと考えています。アジアはもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ等でのガラス作品の発表、販売、建築への提案を行い日本での活動もよりスムーズに行えるよう実績を積んで行こうと考えています。
今回は3都市を巡り、歴史的なガラス作品(ステンドグラス等)と現代ガラス作品がどの様に結びついているかを視察します。日本よりはるかに深く、身近で宗教的な意味合いで制作されたステンドグラスを使用して建てられた教会を多数保有するヨーロッパの経済大国ドイツの首都ベルリンとフランクフルト。伝統的なカット技法とエナメル絵付け等で有名なボヘミアングラスと現代ガラスの聖地、チェコ共和国の首都プラハを観て回ります。
西川が17年前にガラスを学んだ両国を再確認し、ガラス作家として積み上げてきた経験をもう一度原点から素直な目で見つめ直します。同時に私達M.Mグラスのガラス作家をはじめ、日本のガラス作家の作品展を行えるような企画も話し合う予定です。どんな視察に成るか楽しみですが、同時に1000km近くを電車での移動と超ハードな旅です。これから
ポイントポイントで順次紹介していきま~す♪

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ガラス作品視察へ KLMオランダ航空で関西空港を出発しま~す♪

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北極圏を抜けて向かうはヨーロッパ、ドイツのフランクフルトへ!

玄游書展を見に行きました。

玄游書展を見に行きました。
毎年、山陽小野田市文化会館で開催されている玄游書展を見に行きました。
私達が小野田にガラス工房を立ち上げた9年前から書道研究玄游会の先生方、そのお弟子さんたちの数多くの作品を拝見させて頂いております。御年輩の方から幼稚園児まで幅広い年齢に様々な思いで字を書き、お習字として書く字、自己表現の作品として書く字、字の成り立ちを考えながら子供たちが自由に書く字。様々な思いで「書」に触れ合っている姿が作品の内から読み取る事が出来ます。
この展覧会を毎年開かれている先生方や関係者皆さん、お弟子さんの気持ちが本当に素晴らしいと思います。この度もありがたい事に矢田照濤先生直々に作品の説明をしていただきました。アートを志す者として表現の素材は違いますが照濤先生の制作談や、墨や筆の素材について、アート全般についてお話しして頂いた事、本当に感謝です。
字は誰の人生にも必ずついてきます。私もいつか自分にしか書けない味のある字を書きたいと思う良い展覧会でした。

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矢田照濤先生の作品の前で。書家 矢田照濤先生(中央右)、ガラス作家 西川慎(中央左)、ガラス作家 池本美和(右)、きららガラス未来館 中村憲三副館長(左)

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矢田照濤作品
美しいと感じたそのもにはやはり美しいと感じたその場その時が一番調和してゐるのでせう生きた美しさのみが人間の心をゆさぶり動かし人間の心をなやますのも
生きた美しさがするのです
(香月泰男のひとば)

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桂雪名誉会長作品 「大道無門」

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矢田照濤先生お母様 小扇作品 「れんげ畑」

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子供たちの作品。素晴らしい字ばかりです。

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こちらはテーマを与えて、自由に子供たちが書いた書です「龍」、「雨」、「母」など。
このコーナーが私も池本も大好きで、すごく楽しんで字を書いている姿が目に浮かびます。

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会場で偶然出会った縄田悠乃ちゃん♪
以前ガラス未来館に体験学習に来てくれた子です。書道を習ってもうすぐ5年だそうです♪
すごいな~。「七つの海」私にはこんなにしっかりとした字を書けそうもありません(汗)


子だもたちが自由に書いた文字で気にいったものを写真に撮っていて一番気に入っていた「雨」が実は縄田悠乃ちゃんの作品でした。(中央)
このブログ用の写真を選んでいるときに気が付きました。(驚)
将来有望ですね♪

篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展

篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
楽翠亭美術館に「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展」を観に行ってきました。
富山で作家活動をしていた10数年前からお世話になっている「石崎産業グループ」の社長様や専務様、美術館の企画アドバイス等をされているギャラリーNOW様の御好意でこの度の展覧会に参加させて頂いています。石崎グループにコレクションしていただいている池本美和、西川慎のガラス作品を12点余り展示していただきました。和の空間に篠田桃紅先生の書とガラスの立体作品が何とも気持ち良く展示してあります。日常生活の中にあるアートの提案として、とても斬新でセンス良い生活空間をアートが埋めています。運よく楽翠亭美術館の石崎館長にお会いできお話しを伺う中で石崎館長は「ただ歴史的な建造物を修復、修繕するのではなく、古いものを大切にしながらも現代に生きる現代人の感性で次の世代に伝えて行きたい。」とおっしゃられていました。本当に素晴らしい事だと思います。そういった中で私達M.Mグラススタジオのガラス作品も生きていく事ができれば作品にとって最良の幸せだと言えると思います。この展覧会を拝見させて頂き、この様な機会を頂いたこと本当嬉しく思います。(感謝)

 この度は偶然にも石崎館長様にお会いできた大変うれしく思います。山本支配人様、スタッフの皆様に至ってはご丁寧に一つ一つ美術館についてご説明いただきありがとうございました。また足を運ばさせていただきます。(感謝感謝)

ここで楽翠亭美術館の説明をちょっと。
楽翠亭美術館は富山駅北エリアに新しいアート空間として2011年5月22日にオープンしました。約4,000平方メートルの広大な敷地に1950年代に建築された和風邸宅をリニューアルしたアートにあふれた素敵な空間に仕上がっています。
もともとは、会社経営者の自宅として建設されたもので、貴重な文化財として保存するために、環境事業会社の「石崎産業グループ」が購入されたそうです。その後、保存修理を施し、研修施設としで活用されていたものを美術館として一般公開されるようになりました。伝統的な回廊式日本庭園、純和風建築、土蔵造りの蔵など日本建築の伝統と現代美術や現代工芸を気持ちよく体感できるように改築された現代的な空間感が心地よい美術館です。
また、美術工芸展示空間、日本庭園のほか、無料のギャラリー、ショップ等も併設されていてカフェを楽しむこともできます。富山に行かれる方は是非足を運んでみてください。
超おすすめの美術館です♪

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楽翠亭美術館コレクション×ガラス作家「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
2011年8月27日~11月13日まで、まだ少し時間があります。
富山にお出かけな方はぜひ足を運んで下さい。

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楽翠亭美術館入口、サインがひかります。

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池本美和ガラス作品 「Water Forest」

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西川慎ガラス作品「月齢」

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回廊にガラス作品を展示して、その向こうに日本庭園が見える美しい空間です。

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西川慎 壁面ガラス作品「月齢」 特設していただきました。

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二回は西洋建築風に建てられているので、ガレやレースグラス(安田泰三作)が展示してあります。

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母屋を出て蔵のスペースも展示空間になっていてこちらも母屋とは違った蔵特有の狭さと言うか広さと言うか、なんとも興味深い空間になっています。


こちらは 「板橋廣美展」 白の連想シリーズより

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壁面ガラス作品「月齢」の前で記念撮影。
館内を案内していただきました楽翠亭美術館コーディネーターの山本珠希さん(右)金沢美大講師の薮内先生(中央)と同じく金沢美大講師の前田先生(左)
山本さんは学生時代に一度私が作品の講評をしたかとがあったみたいで、重ねてビックリしました♪

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帰り際に「富山ガラス造形研究所」によってちょっと御挨拶♪
中央で吹きガラスをしているのは、研究所に勤めるガラス作家の川鍋さん

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こっちのベンチは同じく研究所に勤めるガラス作家の佐野きょうこさんと奥のベンチは中神先生です。
皆、制作に励んでいます。突然おじゃまして済みませんでした。また行きます♪

ガラス集中講義 金沢美術工芸大学

ガラス集中講義 金沢美術工芸大学
毎年恒例の金沢美術工芸大学「ガラス集中講義」が4日(火曜日)から始まりました。いつもは、月曜日から金曜日の5日間で行うのですが、今年は3日の月曜日に高円宮妃殿下と典子女王陛下がガラス未来館に訪問される関係で、火曜日からのスタートです。日程は短くなっても制作内容、時間ともにいつもと同じく朝、夕方と時間を延長して密度の濃いものにしますので、学生たちにとってはハードな1週間になると思います。
もともと金属工芸を選択している学生向けの講義ですので、工房内はガラスの設備は簡易なものです。そんな中でもガラス素材の一端を感じてもらいたいと思います。今年の生徒皆がガラス素材を扱うのは初めて。授業のテーマは「ゼロからイチへ」。一度も触れた事のないガラスを体験して学生のガラスに対する経験値をゼロからイチへレベルアップします。0(ゼロ)はいくら掛けても0(ゼロ)ですが、1(イチ)を掛け算すると何倍にでも大きくなっていきます。全く知らない状態をぬけ出せば後は自分次第でいくらでも研究が出来るようになって行きます。
ことしの学生はどんなかな~♪

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やって来ました金沢美術工芸大学。今年もがんばりましょう!

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金工部屋に用意されたガラス熔解炉。M.Mグラススタジオのガラス溶解炉に比べると20分の1くらいの大きさ。バーナーも金工用だけど時間をかけてガラスを熔かします。今年は横に穴をあけて、もう一本バーナーを追加。熔解炉の状態は良いみたい♪

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易ガラススタジオ完成。
右が木製のベンチ、奥に小野田のガラス工房から運んできた電気炉(徐冷炉)その横には鉄板を引いただけのマーバー等々、工夫のたまものです。

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学生たちは吹きガラスと同時にステンドグラスを学び、制作します。
流石美大生、初めてなのにかなり細かい作業をしています。

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こちらもかなり細かいステンドグラスの様子。どの様に仕上がることやら。

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で、あっという間に最終日。ちょっとしたきっかけとガラスの基本を教えただけで、皆あっという間に個性なある作品に。「ゼロからイチへ」しっかり実感してもらえたかな!

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研究会を終了してからも指導される先生方。
(左)
中川 衛 先生 重要無形文化財保持者(人間国宝)
2004年(平成16年)、重要無形文化財「彫金(加賀象嵌)」の保持者に認定。
人間国宝に教わる学生。なんて贅沢なんでしょう。
(右)原 智 准教授 私をガラスに導いてくれた恩師です。17歳のころからお世話になっています。
今でも先生から見習い、教わる事が沢山あります。

両先生方今年もいろいろとありがとうございました。またよろしくお願いします。

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毎年この時期は集中講義が同時に行われます。
彫金の作家 前田真知子先生。先日観に行った「日本伝統工芸展」に入選されています。

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鍛金部屋、中央奥で指導する鍛金作家の薮内先生。学生達も真剣です。

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今回のガラス集中講義に参加した学生。自分で制作したグラスで試し呑み
今年はガラス炉の状態もよく良いガラス作品ができました。グラスの中はもちろんお茶です。(怪)

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私がデモンストレーションで制作したグラスの争奪「じゃんけん」
6人のでのじゃんけんでしたが一発で決着。ちょきで勝った学生に縁があったみたいです。
金沢美術工芸大学ガラス集中講義今年も無事終了です。