ガラス展のお客様

ガラス展のお客様
初日からガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」たくさんの方に、お越しいただいています。その中には先月京都で開催しておりました「西川慎・池本美和ガラス二人展」でお知り合いになったお客さまもいます。
斎藤治さんもそのお一人です。京都の展覧会時から私達のガラス作品を一点一点丁寧に時間をかけて見ていただいていました。今回のガラス展でも同じです。その姿は、作家としては嬉しい半面、気が行き届いていない部分まで見透かされてしまいそうで恐ろしいくらいです。
斎藤さんがこのガラス展で選んで下さいました作品は、斎藤さんのために創った作品と言ったら大げさですが、京都髙島屋のガラス展のあと「なごみのガラス展」も来ていただけるとお話しをしておりましたので、京都では出品しなかった作品を次のでは見ていただこうと思い新しい作品の制作を決めていました。案の定、新しいガラス作品(茶碗)を気に入ってくださり斎藤さんと私の作品は会うべくして出会い、ガラス作品自身は自分の行くべき場所へ旅立っていきます。「作品は出会いが大切!」と言います。本当にそう思出来事でした。
初日は嬉しい出会いや、初めてのお客様との出会いも多く無事終了。
なれないスーツに革靴で一日たっていましたので疲れてホテルに帰りました。
ここでまたビックリ!斎藤さんがロビーのカウンターに!!!。
この広い東京でたまたまお会いするとは。少しでも時間がずれていれば決して会うはずがないのに、8時間後に再会。すごい偶然の再会に祝して、一緒にお酒をいただく事になりました(斎藤さん行き付けの古酒Barへ)。斎藤さんのお話しや、私達ガラス作家の今の状況など、経営の大先輩からためになる話をたくさんお聞きし、ちょっと愚痴を聞いてもらったりしてとても楽しいひと時でした。
「作品は出会いが大切!」いやいや「作家こそ出会いが大切!!!」と思える日でした。斎藤さんありがとうございました。

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斎藤さん行き付けの古酒Bar「酒茶論」
日本酒の古酒をご案内する専門店、今までの日本酒とまったくちがう味わいです。
マスターも知識人でとても勉強になりました。

斎藤さんとのツーショット写真またもや撮り忘れました。
早くブログ写真を撮る習慣をつけねばいけませんね。(涙)

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が始まりました。

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が始まりました。
茶道の世界ではあまり多く使用されないガラス素材の魅力をしっかり伝え、多くの人にガラスの茶道具を見立てていただきたいと言う思いで、新宿区にある淡交社9階のギャラリー翠でガラス作品の説明をします。今日から4日間ほどの予定で東京出張開始、しっかり営業します。!
このガラス展で私が楽しみにしている事は、昔から応援して頂いているお客様や出品しているガラス作家の方々にお会いすること。懐かしい先輩方と近況報告できれいいな~と思いながら羽田から会場へ向かいました。
いつもであれば、搬入から自分たちで会場をセットするのですが、今回は茶事の装いを演出するために淡交社さんにお任せです。展示空間は床の間を備えた畳のある部屋に、感じよくガラスの茶道具が並び、会場にはガラス作家の佐藤透さん、広沢葉子さん、今回の展覧会の仕掛け人であるギャラリー仲摩の仲摩マサ枝さんがお見えになていました。流石に第一線で活躍するガラス作家の作品だけあって、どれも美しい作品ばかり。ホントに勉強になります。ガラス作品の説明に行っているのに逆に他の作家さんに質問したり、されたり。もちろん、足を運んでくださいました、お客様にはしっかりとガラス作品の魅力を説明させていただき喜んでいただいております。
東京滞在中、ガラス展のお客様とどんな出会いがあるか楽しみです♪

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ガラス作家 広沢葉子さんの作品 
水差しや茶入れ振り出し等 しっとりしていて女性らしい素敵な作品です。

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西川慎 ガラスの香合
かごに墨を入れて写真のようにお手前では使用するそうです。
ガラス作品が良く見えます。(汗)

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ガラス作家 佐藤透さん コアガラス作品 振り出し
とてつもなく繊細な作品 気の遠くなる作業とレースや花、植物の文様がとてもきれいです。

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山田輝雄さんの作品 「ガラスの香合」 日本最高峰の切子の技術!
伝統にとらわれ過ぎずに現代のカット(切子)が施されています。流石です。

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左から ガラス作家の佐藤さん、広沢さん。
このガラス展の仕掛け人、ギャラリー仲摩の仲摩マサ枝さん。
ガラス作家を目指した15年前から大変お世話になっています♪

 

現代ガラス作家4人展

現代ガラス作家4人展
今朝もガラス工房では吹きガラス講座を行い、昼からは吹きガラスの作品をせっせと制作していました。
非常に湿気が多く気温はさほど高くはないけれど、ガラス熔解炉の前は以上に暑く、わりと大きい作品を作っていたので夕方には若干ばてていました。
そんな時に富山県在住のガラス作家、川辺雅規さんから「M.Mグラススタジオに行っていい?」と電話をいただきました。もちろん、OK。「どうしたかな?」と思って考えると、今日から「現代ガラス作家4人展」の初日でした。山口県の宇部市にあるギャルリー小川現代ガラスの展覧会に出品し昨日から搬入で来られていたようです。他のガラス作家さんは午前中に帰ってしまわれたようなのですが、川辺さんは一日滞在されてからの帰宅予定。川辺さんが会場に居るのであれば、あまりにも暑い今日の吹きガラスは早めに切り上げ、ガラス展の会場に行ってみようとスタッフを連れて会場に。ただ、ガラス工房の営業は5時まで、ガラス展も5時まで誰か一人残らなくてはいけません。お留守番を一人じゃんけんで決めて早速出発、会場に向かいました。(お留守番さんは後日連れて行きます。ごめんね♪)
会場には久しぶりに再会する「第四回現代ガラス展INおのだ」の大賞を受賞した川辺さんと、4人のガラス作品200点程が展示されていました。どれも力作ばかりでスタッフ一堂真剣に見学。
素晴らしい展覧会です。
その後、私達のガラス工房に場所を移しお留守番のスタッフと、きららガラス未来館の館長を交えて、川辺さんと座談。ガラス作品のことや考え方、お互いのガラス情報を交換し、近況報告。あっという間に2時間たって、それでも話足らず、二人でおいしいスペイン料理のお店「ソル・ポニエンテ」でガラス芸術に関して話しました。普段なかなか話せない事もお互いに聞いてみたりして・・・(汗)。同い年の現代ガラス作家どうし、こうしてガラス作品やガラス作家性について語り合うのはとても刺激になり、また勉強にもなりました。

そんなガラス造形作家の川辺さん他3人が出品されているの展覧会、足を運んでみてください♪

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現代ガラス作家4人展 皆10年来の知り合いばかりです♪
話が楽しすぎて川辺さんとのツーショット写真、撮り損ねました。(涙)

会期 : 2010年7月3日(土)~7月18日(日)
ギャルリー小川
〒759-0207 山口県宇部市厚南区西ヶ丘
TEL (0836)41-0005 FAX(0836)41-6099

 

ガラス作家×ガラス楽器♪

ガラス作家×ガラス楽器♪
恒例の夏イベント「ガラスフェスタ2010」きららガラス未来館で今年も行われます。
前々回のブログでも掲載しました「ビン笛合奏団ラ・マーズ」とのコラボレーション企画として、私達ガラス作家があたらしいガラス楽器の制作にチャレンジいたします。
東京出張の際にしっかりと打ち合わせをした事をこの何日かで制作に取り掛かりました。「こんなのできますか?ガラスでは難しいですよね・・・」と聞かれるとつい悪い癖で「上手くいくか解らないけど、できないことはありませんよ!」なんて答えちゃう。(涙)
「あ、」また言ってしまったと思いつつ、実はこのチャレンジがものすごく大事なのです。
自分の作品では決して創らない形や表情、機能などに対してガラス素材を生かした作品(今回は楽器)を本気で考え、どうすればより良い形になるかを試行錯誤します。
この時に私達ガラス作家はガラス素材と多くの会話をします。
聞こえにくいガラスの声に耳を傾け、しっかりと聞き取ろうとすると、必ずガラスは答えてくれます。
「それは無理!。そこを引っ張ればもっときれい。」てな感じで声がします。
ただ本当に聞こえにくい声なので沢山の時間もかかります。今回のガラス楽器制作の新しいガラスとは会話が始まったばかりです。ガラス様とガラス工房全スタッフ、膝を突き合わせて会話を楽しみます♪

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まずは作戦会議、吹きガラス工房の床にチョークで。

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試行錯誤の試作中

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ガラスをビョイ~ンとのばして。

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ヒョイッとまげて。どんな音が出るのでしょうか?

 

展覧会巡り (絵画・ガラス)

展覧会巡り (絵画・ガラス) 
東京出張も3日目、最終日です。
今日も午後からは打ち合わせの予定が入っています。だから昼間ではゆっくりという事はM.Mグラススタジオではありません。少しでも良いものを観て、手に触れ、人と話す。そうする事が次の作品の糧となり良い仕事につながると思っています。と言う事で、午前中は展覧会巡りです。
初めに向かったのは日本橋高島屋の美術画廊です。ここでは、洋画の安達博文展を見に行きました。独特の描線とユニークなフォルムの人物画や、日々描いた10m余りの水彩絵日記も出品していて、その日々の積み重ねと、デッサン力は素晴らしいものでした。安達先生は富山ガラス造形研究所時代にお世話になった先生で、会うのは多分10年ぶりくらいです。先生の創作活動や私達M.Mグラススタジオの近況活動など短い時間でしたがお話しができ、変わらない安達先生の独特の雰囲気にパワーをもらって次の会場に。場所は目の前工芸サロンです。ここでは、ガラス作家室伸一先生の作品展、多彩な色ガラスに詩的な造形の作品の数々を観て先生にご挨拶。西川慎が8年前から金沢美術工芸大学の工芸科でガラス素材の集中講義を行っているのですが、その前任者が室先生です。直接お会いしたことはなかったのですが、やっとご挨拶ができてホッとしました。
この後、銀座、川崎、横浜と展覧会を巡りに巡り、仕事も済ませ、懐かしい先輩ガラス作家の展覧会も観ることができ大満足で羽田に向か東京出張は無事終了。

足は棒のようになって疲れ果てたけれども、たくさん収穫がありました♪
さあ、明日からM.Mグラススタジオでガラス制作開始です。
ガンガン創っていきますよ!

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10年ぶりに会う安達先生(左)
後ろは10mもある絵日記作品です。ちょっとした描写がたまりません。

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独特な線で描かれた自画像と日記の作品。
完全な安達ワールドです。

 

 

ガラスフェスタ2010 ビン笛合奏団ラ・マーズ ♪

ガラスフェスタ2010 ビン笛合奏団ラ・マーズ ♪
今朝は昨晩ご一緒した松永さんとゆっくりホテルの朝食をいただき、各々の仕事へと向かいました。
東京出張2日目です。
デイタイムは全て建築事務所、デザイン事務所等で作品の提案、ガラス作品制作、搬入が無事に終わった事のお礼など、渋谷を中心にあっちこっちに足を運び、それぞれお会いした皆様とお話しをさせていただきました。相手が望んでいる事やM.Mグラススタジオの取り組みなどの近況報告をすることで、今私達が何をするべきなのかを再認識することができます。自分達が何をしたいか理解していなければお客様に何を話していいか解らないですからね。次の企画につながる予感がします。(気!)

また、今日はM.Mグラススタジオがガラス作品制作と同じように大切にしている文化活動の打ち合わせもありました。毎年、きららガラス未来館で行っている「ガラスフェスタ2010」の企画運営をM.Mグラススタジオが行っております。そのコラボレーション企画として「ビン笛合奏団ラ・マーズ」との創作活動があります。 ラ・マーズさんはいろいろなガラス瓶に水を入れて音階を作り、指の間にそのガラス瓶をはさんで笛のように吹いて奏でます。子供のころコーラのガラス瓶などを吹いて遊んだ誰にでもある経験を、懐かしい心に残る音としてとらえ、プロの合奏団としてその音色を表現に生かしています。懐かしくて優しいビン笛の音色とM.Mグラススタジオで生まれる新しいガラス楽器。最高のコラボレーションに成りそうです。フェスタの流れ、子供たちとのワークショップ、ガラス楽器の制作、しっかり4時間以上かけて良い会議を行うことができました。
このガラスフェスタには生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク山口や近隣施設(竜王山オートキャンプ場)等の地域の皆様、ガラス未来館講座生さん達にも参加して頂いています。
ガラスフェスタ楽しくなりそうです。一丸となって成功させますよ!

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品川アトレに隣接するビルの4F「Complex Table」で待ち合わせ

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超真剣!企画・制作会議 食事も忘れて話が盛り上がっています。

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ラマーズさん達との会議の中で生まれたラフスケッチ、
面白くなりそうです。(嬉)

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コンプレックステーブル 創作イタリアン おいしかったです。(美味)

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内装や家具もかなりこだわっている感じ。
バーの後ろには本物のステンドグラスもありました。

セルリアンタワー東急ホテル ガラスアート

セルリアンタワー東急ホテル ガラスアート
ルーシー・リー展を観た後に、やはり東京出張に来られている株式会社モトクロスの松永さんと渋谷で食事をしました。渋谷に行くと行き付けの台湾料理屋があってそこで経営やお互いの考えについて話しながら食事をしたのですが、やはり時間が足らず宿泊先のセルリアンタワー東急ホテルの40階にあるバーでさらに各々の会社の今後の展開や戦略について話は尽きることがありません。ガラス作家やアーティストだけでの間ではあまり話題にならない幅広い内容でとても良い刺激になります。
どの世界の方でもしっかりと芯を持って仕事をされている方はガラスやアート、文化についても一定の考えを持っており、突き詰めればどの職業でも同じところに到達点はあるのではないかと最近よく感じます。
まだまだ突きない話はあるのですが、今朝の3時までかかって「ガラスの香合、小筥展」制作と搬入の準備をしてからの出発だったので睡魔には勝てず楽しい会話も終了。
とても有意義な時間でした。

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セルリアンタワー東急ホテル
ロビーのレストランには奥野美香さんの作品(写真は撮る事ができませんでした。)

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(株)モトクロスの松永さん 40階のバー
バーの入口にはガラス作家の米原さんの作品が展示してありました。雰囲気に良く合っています。
こちらも写真が撮れず残念(涙)

ルーシー・リー展 

ルーシー・リー展 
東京に着くと渋谷に向かい、ガラスの展覧会を2つばかり観て話などをしてから、次は六本木での打ち合わせ。こちらもきっちりと会議を済ませて、今回出張で池本美和・西川慎ともに楽しみにしていた「ルーシー・リー展」を観に行きました。
打ち合わせ場所からすぐ近く、東京ミッドタウンから歩いて3分程の場所、国立新美術館で開催されています。と言っても展覧会最終日さすがに来られる人たちもすごい人数です。
私達も駆け込みで列に並びました。

ルーシー・リーは誰もが知っているイギリスの女性陶芸家。工芸を志す多くの作家はルーシ―の作品に対する姿勢や作品の魅力に共感すると言われています。
私も、いくつかの作品は拝見したことはあったのですが、これほどまでに多くの作品(およそ250点)を一堂に観るのは初めてです。バーナード・リーチとの関係から始まり、ハンス・コパーとともに制作した日々の作品、生涯にわり芸術家ではなく、陶芸家として制作、研究し続けた作品が会場を埋め尽くしています。
「私はただの陶芸家。作品は何も意味しない。私はただ陶器(pot)を作りたいと思っただけ。」展覧会の途中で記されていたルーシーの言葉に、一生をかけて制作し続けた重さを感じずにはいられません。晩年80歳を超えてからも新しい作品に取り組み仕上げた作品を目の当たりにすると胸に込上げるものがありました。(感)
本当に素晴らしい展覧会です。国立新美術館での「ルーシー・リー展」は今日で終わってしまいますが、この素晴らしい展覧会はこの後、五つの会場を巡回するようです。
山口県の萩の浦上記念館が最後の会場になっています。
ぜひ、足を運ばれてみてください。
必見です♪

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国立新美術館 黒川紀章晩年の建築

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ルーシー・リー展」購入したカタログです。
すごく良い内容で、お買い得ですよ。 国立新美術館に問い合わせてみてね♪

東京出張(ガラス作品提案とガラス作家達の展覧会)

東京出張(ガラス作品提案とガラス作家達の展覧会)
今日から3日間東京出張です。
出張前はいつも、仕事の整理をしてから出発しないと行けません。すぐには帰ってこれませんので、創り残しがあり、お客様に失礼があっては大変ですからね。そんなこんなで、今朝も前回お知らせした「ガラスの香合、小筥展(淡交社なごみ)」の作品の制作を済ませ、搬入準備をしてからの出発でしたので、朝の3時まで用意をして、6時に起き、7時半の飛行機で羽田に向かいました。{アラフォの私にとってはちょいとキツイ(汗)}
しかし、これからたくさんの人と会い話をして、多くのガラス作家やアーティストの展覧会を観て回る予定です。
制作とは違った緊張感と楽しさがあります♪
今回も多くの収穫を得るために歩き回ります。

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山口宇部空港 正面玄関 およそ1時間30分のフライトです。

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出発ロビー入口のモニュメント

 

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」茶道具

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」茶道具
ガラスで制作された茶道具を見立て、ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が開催されます。
これまでも茶会などの場でガラス製のお茶道具を使用される機会がないわけではありませんが、茶道家の先生方も常に新しい素材や作品を探し追求され、海外のガラスブランドのバカラやラリックの作品など
を水差しなどに見立てられ茶席の涼を演出される事例はいろいろと紹介されています。
淡交社から出版されている、茶のあるくらし「なごみ」でもガラス作家の作品の魅力について紹介をしていただく事になりガラス製茶道具の制作の機会を頂きました。
M.Mグラススタジオでは設立当初から茶道具の制作と研究を自分なりに続けておりますが、創れば創るほど何とも茶道具と言うのは難しいもので、重さや大きさ、全てにある一定のルール(掌の中にあるときの気持ちよさの様な感覚的なもの)がある様に感じています。(難)
だからこそ私は茶道具の制作が面白くてたまりません。
自分勝手にガラスのきれいさを伝えるだけでなく、しっかり道具としての機能が詰まっている事。ガラス素材の美しさと機能美、お茶やお水が器に入った時の見え方など、その時、その場所の情景をイメージしまわりの空間と溶け合って客人をもてなす。
この心意気が作家の制作魂を燃え上がらせます。(気!)
と言うものの何せ難しい!うまくできない!もう一回、もう一回、だから楽しい♪
あと作品の搬入まで1週間程です。

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茶のあるくらし「なごみ」に掲載されている香合と棗「結晶」
レース模様の振り出しや蓋置き、茶巾立てです。

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平茶碗、夏茶碗などなど。 いろいろ制作しています。