倫理経営講演会 朝礼実演会 ♪

倫理経営講演会 朝礼実演会 ♪
昨日、M.Mグラススタジオ ・ きららガラス未来館のスタッフ全員で倫理経営講演会と朝礼実演会を見学に社員研修のためセミナーに参加しました。
国際ホテル宇部で開催された経営者セミナー(倫理経営講演会)では、朝礼が企業を変えるという事を推進しており、実際に活力のある朝礼を行っている株式会社ぎじろくセンターの皆さんによる朝礼実演会が行われました。
実演が始まるとそれはそれは気合の入った、朝礼です。
大きな声で挨拶や声を掛け合う姿は何とも気持がよく、ガラスの体験学習等を行っているサービス業の私達ガラス工房では見習わなければいけません。
実演の中では
、入社2カ月の女性社員さんも積極的な挨拶、発言が素晴らしく、活力朝礼の実力を実感しました。
また、経営講演会では藤原忠夫氏による経営姿勢や経営者の学ぶ道についてお話を頂きました。話の中で「気が付いたら物事をすぐすること。これが、ものごとを成し遂げる秘訣です。」といただきました。
気が付いたらすぐに実行する。」早速、今朝からM.M グラススタジオ・きららガラス未来館スタッフ全員で朝礼始めました。(単純です。)
朝から皆で挨拶、予定など大きな声行っています♪
一番照れているのは私、西川ですが・・・(汗)
これを機により良いサービスを提供できるように社員一同努力していきます。

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株式会社ぎじろくセンターの皆さんによる朝礼実演

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藤原忠夫氏による経営講演会

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社員研修 ガラス制作にかかわる私達の世界で、経営セミナーに参加する
ガラス工房はあまり聞いたことがありません。 とても良い経験でした。
新鮮な気持ちで参加させて頂きました♪

京都観光Ⅱ 清水寺

京都観光Ⅱ 清水寺
京都観光がもう少し続きます。
河井寛次郎記念館の静かな雰囲気と時間を感じた後に、今度はそこから歩いて15分坂道を登り清水寺に行ってきました。
誰もが知っている京都の名所です。京都市内が一望できる舞台からの眺めは最高でした。
舞台は139本の柱と貫木は釘を一切使わずに組み合わされていて、周囲が2m程もあるケヤキの木に楔を打ち込んだ頑丈な創りになっていて、下から見上げると、その美しさに感動します。
「清水の舞台から飛び降りる」の言葉どおり、江戸時代から200人以上が願をかけ飛び降りたとか?8割以上は生きていたそうですけれど(汗)。現在はもちろん飛び降り禁止だそうです。(当たり前ですね♪)
また、清水寺は最近はやりのパワースポットでもあります。願を叶える随求堂や事業の成功などを祈願する出世大黒、無病息災を願う音羽の滝などゆっくり参拝し、私達が留守の間ガラス工房を守ってくれているスタッフの健康等を祈願してまいりました。
帰りは産寧坂、二年坂を通り甘味などいただきながら京都駅に向かい観光も終了。
久しぶりにゆっくりと時を過ごし気持ちよく山口に帰宅しました。

明日からは早速工房の整理、追加注文等と忙しく制作を開始します。

初めての京都でのガラス二人展、無事に終了いたしました。
たくさんのお客様にお越しいただきたくさん勉強させていただきました。
京都での出会いと経験を生かしガラス制作頑張っていきます。

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「八坂の塔」
御柱が塔の中心を貫いている建築工法で東京スカイツリーにも用いられているそうです。
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「清水の舞台」 飛び下り禁止です。

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清水寺の名の由来になった名水「音羽の滝」
真ん中に池本美和さん。何度も飲むと御利益がなくなるそうです。

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「産寧坂」ガラス展のための京都の生活も終わりです。
京都駅に向かい帰路につきます。

京都観光 河井寛次郎記念館

京都観光 河井寛次郎記念館
昨日、髙島屋京都店での初めてのガラス二人展も無事に終了し、たくさんのお客様からいろいろなご意見ご感想を頂き、とても勉強になる一週間でした。
展覧会を行うに当たって協力をしてくださいました、髙島屋のスタッフ、関係者の皆様本当にありがとうございました。

今日は山口の工房に帰宅する前に気になる美術館などに見学に行きます。
京都は工芸や文化の宝庫ですので、しっかり良いものを観て勉強したいと思います。

池本が兼ねてから一度行ってみたいと言っておりました河井寛次郎記念館に行きました。ガラス二人展を観に来て下さいました書家の矢田先生も足を運ばれ、「とても良かった」の感想を聞いておりましたので、なおさらに興味を持ち足を運びました。
寛次郎が制作活動で過ごした自宅兼工房、入るなりその静かに時間が流れる感じが木漏れ日から伺えます。
寛次郎が使用した椅子や机の調度品がそのままの形で残され、二階の部屋からは中庭の向こうに素焼き窯と上り窯も見えています。
作陶をはじめとした木彫や文章を通じてはげしい表現をしたものが数多く展示されておりましたが、反面、生活の中で生きる芸術を尊んだ穏やかな心を感じることができたように思います。
寛次郎は「驚いている自分に驚いている自分」と語っています。
当たり前のことを当たり前ととらえず、いつも新鮮な目で「ものごと」に向き合っていれば毎日のように制作をしているガラスからも、もっと深く美しさを感じ取れるのではないですか?と言われているような気がしました。
気持ちを落ち着かせガラス制作に取り組み、さらに精進しなければと思わされる場所でした。
お勧めです。♪

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客間から見える中庭と寛次郎が使用した調度品

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居間の椅子と囲炉裏                   
玄関入ってすぐの手の彫と格子戸からの木漏れ日。
とても静かな雰囲気です。

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ
髙島屋京都店でのガラス二人展にたくさんのお客様にご来場頂いております。
京都近郊にお住まいの方はもちろん、日本最大の観光地である土地ならではの海外の観光客の方も多数足を止めてM.Mグラススタジオの作品をご覧いただいております。
その中で、この度も素敵な出会いを頂きました。
そのお客様は水を研究していらっしゃるお客様で、ご夫婦で会場にお来し頂きました。
私達はガラス作品の制作の際によく「水」と「月」をテーマに制作をします。
今回の展覧会でも同じテーマで制作致しましたので、ガラス作品のタイトルにも「水」や「月」を思わすタイトルが多いいのです。
そこに、水を研究なさっているお客様が現れ、「水」を思わすガラスの形状とタイトルに魅せられたとお言葉を頂きました。
ガラス作品を求めて頂く方にはガラスの持っているきれいさだけでなく、どの様な思いで作家がガラスに魅力を感じ制作しているのかをタイトルや話の中から感じ取り、作品を手元に置いて頂いているのだろうと改めて思いました。
生まれてきた作品に名前を付けることはとても重要です。

また、その他にもご来場頂きました方の中には、親戚のおじさん、池本のガラスを始める前に勤めていた上司の方、そのご家族、日々お世話になっているきららガラス未来館きらら交流館の両副館長、スタッフのご家族も足を運んでくださいました。
本当にありがとうございました。

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このタイトルに目を止めてくださいました。「游水」 池本作品

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・きらら交流館 原田副館長(左)、きららガラス未来館 中村副館長(右)

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ
初めての京都でのガラス二人展が開催して3日目、多くの客様にご来場頂いております。
当然、初めてのお客様ばかりで緊張の連続です。その様な内で、M.Mグラススタジオで取り組んでいるガラス素材やガラス作品の魅力をお話ししています。
京都の地域性や文化の違いなどを感じながら、接客をしていると、エスカレーターの方から書家の矢田照濤先生が展覧会に来て下さいました。
初めての場所でのプレッシャーがある展覧会の中での久しぶりの再会でしたので会場での時間では話し足りなく、夕食をご一緒することになりました。
矢田先生は京都での関西古典研究会(玄游書会主催)の講義に来られていたそうです。
「書とガラス」表現するための素材や道具は違っても、ものを表現することには変わりありません。表現者としての矢田照濤先生の取り組まれている事、姿勢はとても勉強になります。今書いているブログ一つとっても毎日続け、毎日作品を創り(書き)続けている時間の積み重ねは一年先、十年先には膨大な量になり、さらにその成果が100倍にも1000倍にも変わっていくのだろうと思います。
私達も毎日ガラスと向き合い制作をする事はもちろん、お客様やいろいろな分野の先生方とお話しすることは作家活動の両輪の様なものだと思いました。
髙島屋京都店しっかり勉強させていただきます。

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矢田先生と京料理に舌鼓 生麩田楽おいしかったです。♪

髙島屋京都店 ガラス二人展開催

髙島屋京都店 ガラス二人展開催
髙島屋京都店 ガラス二人展が5月26日から開催しています。
初めての場所での展覧会はここ最近ではありません。
15年以上ガラス制作に携わっているので何かしら関わりのある場所で展示をしていましたので、M.Mグラススタジオを開設したばかりの時に展覧会を初めた様な緊張感が漂っています。
これから、一週間私達の作品にどの様な感想が頂けるのか楽しみであり、同時に不安でもあります。

ガラス作家が展覧会を開催する理由はいくつかあると思います。
工房を運営するためにしっかりガラスの魅力を感じてもらうと同時に作品を販売をすること。
また、それ以上に貴重で重要なのはお客様から直接作品の意見や見え方、感想などを耳にする(リサーチ)ができることだと思います。
もちろん全ての意見を聞き反映させるのではなく、聞くべき意見とそうでない意見をしっかりと見極める事が大切だと思います。
今までも、自分たちにとって都合の悪い意見程、本当は大事な意見だったりすることは多々ありました。
作家は、何もないところから新しい作品を制作し発信する事はできないと思っています。
それ以上に大切なことは当たり前になりすぎてしまい何も感じなくなってしまった事や、都合の悪い意見に耳を傾け感じ取る事、「受信する」ことがなによりも大切だと思っています。
これから一週間初めてお会いする京都のお客様からたくさんの事を学び取ろうと思っています。
また、滞在する期間には京都の食文化にもいっぱい触れて勉強させて頂きます。
京料理楽しみです♪

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髙島屋京都店 美術工芸サロン

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「清流」 お茶道具 

倫理法人会 経営者モーニングセミナー講演

倫理法人会 経営者モーニングセミナー講演
宇部市準倫理法人会 経営者モーニングセミナーの講演に招待され、「ガラス作家の仕事と社会とのつながり」というテーマでお話しをさせていただきました。
講演を聞いて下さっている方々は経営者や自己を高めんと朝の6時から集まっている意識の高い方々です。私が少しでもカッコつけてガラス作家の事を話そうものならすぐに見破られてしまいそうです。 そんな中でお話をさせていたける機会はめったにありません。
ガラス作家が向かうべき方向や姿勢をまだまだ足りない私ですが、今の思いを心から話させて頂きました。
講演では、私がどの様にしてアート(美術)の世界に興味を持ち、ガラスの素材に出会いガラス作家を目指したところから始まり。山口県の小野田市になぜM.Mグラススタジオを設立し活動を始めたのかと言う経緯とガラス作家の社会での役割を話させていただきました。
私達は山口県でガラス工房を初めて8年になりますが、なぜ小野田に来て、何のために作家を続けているのかを、経営者の皆様の前で話す事によってガラス作家としての自己と社会との関係を再認識することがでたように思いました。
恥ずかしながら恩師との関係をお話ししている際には、恩師のガラス作家の姿勢を思い出し感極まり言葉に詰まってしまうところもありました。
講演をを聞いて下さっている皆様にはうまくお伝えできなかったかもしれませんが、私にとって大変貴重な時間を頂きました。
宇部市準倫理法人会 経営者モーニングセミナーの参加者の皆様に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
ますます、ガラス作品制作に励んでいきたいと思います。

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講演の様子 かなり緊張しました。

 

株式会社モトクロス松永 秀夫社長

株式会社モトクロス松永 秀夫社長
宇部市準倫理法人会 経営者モーニングセミナーの講師として招待されました。その仕掛け人は株式会社モトクロス松永秀夫社長です。
松永さんはM.Mグラススタジオのホームページを制作して頂いている会社の社長さんです。
出会いは2年ほど前になりますが、今指定管理を受けている、きららガラス未来館のホームページの制作の際に知り合いました。
その当時は全くインターネットに対して関心もなく、必要性は感じていたのだけれども、なんとなく苦手な部類として扱っていた世界が、松永さんの話からほんの少しですがインターネット環境を理解していきました。
私達も仕事柄、物やサービスをただの売り物として扱って話をしているのか、それとも本当にこの仕事に興味や遣り甲斐いを感じて話しているのかは解ります。
もちろん松永さんは後者の方で、素晴らしい「気」に充ち溢れているように感じました。
そんな松永さんに負けじと、私達もガラスの事を話しているうちに、「西川さん倫理法人会 経営者モーニングセミナーで話ししてくれない。」なんて事になったのです
もちろん、いつものごとく松永さんから聞かされるこの会の意味や志向に大変興味を持ったし、何か得るものがある様に感じて、参加させて頂きたいと思いました。
講演前夜、松永さんと打ち合わせを兼ねて食事です。
M.Mグラススタジオのホームページを制作して頂いたWebデザイナーの杉井さんも一緒です。
おいしい食事は、良い人と良い話がセットで初めて成立しま
す。
松永さん、杉井さん素敵な時間をありがとうございました。
明日の講演ガラス作家として、しっかりガラスの魅力を語ります。

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㈱モトクロス社長 松永さん(中央) Webデザイナー杉井さん(左)
串揚げ「つもり」とてもおいしい食事でした。

吹きガラス作品 ケーンワークⅡ

吹きガラス作品 ケーンワークⅡ
京都の展覧会に向けて吹きガラス作品制作のケーンワーク進めています。
今日はそのケーンを使ってもう一段階進めていきます。
レースグラスにはいつくかの見せ方があって、まるでレースの織物のように繊細な細工をしたものもあれば、網の目の様なレースもあります。全てのレースグラスの基本パーツになる前回制作したシンプルケーンを使用して次のステップにうつります。
今日下ごしらえしたのは、レースグラスの基本となるツイスト(渦巻状にねじった模様)を作るためのものです。しかも、セット作品として制作を考えていますので、同じ模様のグラスや器、ぐい吞みを制作するために、「ブランク」を制作します。
「ブランク」は作品ではありません。あくまで最終の形にするための一歩前の段階です。直径は5cm程度で、最終的に作る形や大きさによって変えます。
この「ブランク」ができて、やっと作品の形に入って行くことができるのです。
べネティアングラスのケーンワークは陶磁器などと違って、器を制作して絵付けをするのではなくて、初めにデザインのもととなる模様をつけることができるように下 ごしらえをして最後に作品を形していき、さらに加工を施して完成になります。
非常に長い工程で作業は進んでいきます。
やっと半分まで来ました。
さあ!次はこの「ブランク」を使って冷酒揃やお茶道具を完成させていきますよ♪

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前回のケーンを一定の長さに切って並べているところ。
コンロで温めてピックアップします。

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徐冷炉の中。最終形になる前のブランク達。

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ピックアップオーブンの中。これからガラス作品に生まれ変わります。
どんな作品になるかはお楽しみに。♪

吹きガラス作品 ケーンワークⅠ

吹きガラス作品 ケーンワークⅠ
京都の展覧会に向けて吹きガラスでの作品制作をケーンワークでも行います。

今日はとても天気が良く風も穏やかなので、外で「ケーン」を引こうと思い制作致しました。
ガラス関係の作家や学生でないと「ケーン」て何?と思うでしょう。
「ケーン」はガラスの細い線の様なものです。
これは、ベネティアンテクニックの最高峰であるレースグラスなどを創るのに必要なパーツの一つです。
断面から見ると芯の部分に色ガラスを入れて、周りに透明のガラスを巻きつけたガラスを1100度程度に温めてアシスタントと息を合わせて長くひっぱり制作します。
一回で引く長さは5~6m位になるので工房内では手狭で、今日のように天気の良い風のないときしか製作ができません。
それでも、M.Mグラススタジオの前はケーンを引くのにもってこいの場所なんです。♪
料理もガラスも下ごしらえが大切だと思います。
まさに、「ケーンは」下ごしらえなんです。
この「ケーン」どの様に作品に成っていくかは、また紹介します。

今日は本当におだやかな気持ちの良い作業日でした。


長さ5~6mくらい。対岸に見えるは九州です。 
白色のケーン。シンプルで一番好きな色です。