皇帝の愛したガラス展を見に行きました。
今年の夏は大きなガラス展が開催せれています。先日レセプションに参加したサントリー美術館での「あこがれのベネチアン・グラス」展と、今回見に行く事が出来た東京都庭園美術館での「皇帝の愛したガラス」国立エルミタージュ美術館所蔵のガラスコレクション展です。
ロシアのサンクトペテルブルクにある国立エルミタージュ美術館は、ロマノフ王朝の宮殿建築と膨大な所蔵品から世界でも屈指の美術館に数えられています。美術館のガラスコレクションは歴代のロシア皇帝、皇族、名士によって収集された2000点以上の中から190点の名品がルネッサンス期から18世紀以降にロシア帝国ガラス工場で製造された作品までガラス工芸の歴史をたどりながら展示されています。ガラス素材に携わって17.18年も経つと、多くのガラス展に足を運び多くのガラスの名品を目にしてきましたが、今回初めて見る作品が多々あり、とても勉強になりました。まだまだ目にしていない名品が世界には多く存在しているのだろうと思います。良い作品は沢山見なければいけません。
ガラス展もさることながら、東京都庭園美術館は朝香宮邸として1933年に建てられた建築をそのまま美術館として公開したもので、ヨーロッパの装飾美術(アール・デコ様式)とモダニズム(近代様式)でたてられた建築です。玄関正面や大客室にはルネ・ラリックのガラスレリーフやマックス・アングランのエッチングガラスの作品が飾あり、いたるところに作品がちりばめられ建物自体が美術品と言っても過言ではありません。何度も足を運びたくなるお気に入りの美術館の一つです。
「皇帝の愛したガラス」展は今月の25日までですが、東京都庭園美術館に行った事のな方は企画展に関わらずぜひ一度足を運んでみてください♪
東京都庭園美術館「皇帝の愛したガラス」展
国立エルミタージュ美術館所蔵のガラスコレクションの名品展です。
玄関を入ると美術館の建物まで大きな庭園を抜けて行きます。
東京は整備された緑が意外に多くあります。とてもきれいで気持ちが良いです。
ガラスレリーフ作品 ルネ・ラリックのとても美しい作品です。正面玄関より
旧朝香宮邸の御庭。
彫刻と緑があり、思い思いに静けさを楽しんでいます。
本当に気持ちの良い美術館です。
東京都庭園美術館 国立エルミタージュ美術館所蔵 「皇帝の愛したガラス」展
ぜひ足を運ばれてみては。