吹きガラスチームワーク
今週末は富山への出張が控えています。その前までに作品を制作して、発送しなければいけません。先週から何度もチャレンジしている吹きガラスの作品です。
吹きガラス作品と言えば前回紹介したレースのワイングラスや花入れ、器などと言った機能性のあるものを制作するための技法と思われがちですが、現代のガラス素材の表現の中では彫刻的な作品、オブジェ等も多くの作家がその技術を駆使して制作します。今制作している作品は正に、その吹きガラスで制作しています。しかも、サイズが高さ80cm以上、かなり大きい作品(M.Mグラススタジオの徐冷炉では最大級)です。こうなると、いつものようにアシスタントと2人で造る事はできません。チームが必要です。今回のチームは4人で構成。皆の息がぴったり合わないとうまくいきません。緊張感もマックスで良い作品を制作ます♪
M.Mグラススタジオで一番太い竿にガラスを巻き取ります。
かなり重いので竿の熱い部分が持てるようにグローブもします。
ガラスに銀澄を巻き付けてガラスで模様を描きます。作品が大きいとこの作業も大変(重)
(澄は箔の10倍くらい厚みのあるものです)
長く伸ばしたガラスの作品を整えます。
紙リンの上で回すので煙がすごい、目にしみます。(涙)
ポンテも特大!センターを取って。
長いガラス作品は、ベンチに座って作業が出来ないので、チームワークが大切。
ポンテもしっかり温めて♪
口元のガラスを引っ張って伸ばせば完成。
ここまで、おおよそ2時間くらい。一つ作るとへとへとです。
完成作品。高さ82cm何とか大きさクリアーです。
アシストの皆さんありがとうございました♪