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篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展

篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
楽翠亭美術館に「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展」を観に行ってきました。
富山で作家活動をしていた10数年前からお世話になっている「石崎産業グループ」の社長様や専務様、美術館の企画アドバイス等をされているギャラリーNOW様の御好意でこの度の展覧会に参加させて頂いています。石崎グループにコレクションしていただいている池本美和、西川慎のガラス作品を12点余り展示していただきました。和の空間に篠田桃紅先生の書とガラスの立体作品が何とも気持ち良く展示してあります。日常生活の中にあるアートの提案として、とても斬新でセンス良い生活空間をアートが埋めています。運よく楽翠亭美術館の石崎館長にお会いできお話しを伺う中で石崎館長は「ただ歴史的な建造物を修復、修繕するのではなく、古いものを大切にしながらも現代に生きる現代人の感性で次の世代に伝えて行きたい。」とおっしゃられていました。本当に素晴らしい事だと思います。そういった中で私達M.Mグラススタジオのガラス作品も生きていく事ができれば作品にとって最良の幸せだと言えると思います。この展覧会を拝見させて頂き、この様な機会を頂いたこと本当嬉しく思います。(感謝)

 この度は偶然にも石崎館長様にお会いできた大変うれしく思います。山本支配人様、スタッフの皆様に至ってはご丁寧に一つ一つ美術館についてご説明いただきありがとうございました。また足を運ばさせていただきます。(感謝感謝)

ここで楽翠亭美術館の説明をちょっと。
楽翠亭美術館は富山駅北エリアに新しいアート空間として2011年5月22日にオープンしました。約4,000平方メートルの広大な敷地に1950年代に建築された和風邸宅をリニューアルしたアートにあふれた素敵な空間に仕上がっています。
もともとは、会社経営者の自宅として建設されたもので、貴重な文化財として保存するために、環境事業会社の「石崎産業グループ」が購入されたそうです。その後、保存修理を施し、研修施設としで活用されていたものを美術館として一般公開されるようになりました。伝統的な回廊式日本庭園、純和風建築、土蔵造りの蔵など日本建築の伝統と現代美術や現代工芸を気持ちよく体感できるように改築された現代的な空間感が心地よい美術館です。
また、美術工芸展示空間、日本庭園のほか、無料のギャラリー、ショップ等も併設されていてカフェを楽しむこともできます。富山に行かれる方は是非足を運んでみてください。
超おすすめの美術館です♪

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楽翠亭美術館コレクション×ガラス作家「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
2011年8月27日~11月13日まで、まだ少し時間があります。
富山にお出かけな方はぜひ足を運んで下さい。

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楽翠亭美術館入口、サインがひかります。

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池本美和ガラス作品 「Water Forest」

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西川慎ガラス作品「月齢」

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回廊にガラス作品を展示して、その向こうに日本庭園が見える美しい空間です。

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西川慎 壁面ガラス作品「月齢」 特設していただきました。

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二回は西洋建築風に建てられているので、ガレやレースグラス(安田泰三作)が展示してあります。

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母屋を出て蔵のスペースも展示空間になっていてこちらも母屋とは違った蔵特有の狭さと言うか広さと言うか、なんとも興味深い空間になっています。


こちらは 「板橋廣美展」 白の連想シリーズより

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壁面ガラス作品「月齢」の前で記念撮影。
館内を案内していただきました楽翠亭美術館コーディネーターの山本珠希さん(右)金沢美大講師の薮内先生(中央)と同じく金沢美大講師の前田先生(左)
山本さんは学生時代に一度私が作品の講評をしたかとがあったみたいで、重ねてビックリしました♪

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帰り際に「富山ガラス造形研究所」によってちょっと御挨拶♪
中央で吹きガラスをしているのは、研究所に勤めるガラス作家の川鍋さん

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こっちのベンチは同じく研究所に勤めるガラス作家の佐野きょうこさんと奥のベンチは中神先生です。
皆、制作に励んでいます。突然おじゃまして済みませんでした。また行きます♪