まぼろしの薩摩切子展
先週「一瞬のきらめきまぼろしの薩摩切子展」のレセプションに出席するため、六本木の東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館に行きました。
サントリー美術館は1.2年に一度大きなガラスの展覧会が企画されます。
この度もサントリー美術館が所有する薩摩切子60点をはじめ、世界中から作品が集められ120点余り展示されていました。
薩摩切子は伝統工芸として長く制作されたように思われる方が多いいとは思いますが、およそ30年ほどしか制作されず、現在薩摩切子として残っているのは150点くらいではないかといわれております。
そのうちの120作品が一同に展示してありましたので、それは素晴らしい展覧会でした。
また、ガラスの展示は作品もさる事ながらはライティングが命です。そのライティングがとても素晴らしく、古いガラス作品はやもするとガラスの「古さ、傷」ばかりが見えてしまい良い展示に成らない事がよくあるのですが、古い薩摩切子の色の深さ、素材感が伝わり、何とも言えない光をはっしています。
この展覧会は必見です。
今年は7月に広島で展覧会があります。良い作品と最高の展示に触発され、自分の作品制作につなげていきます。
サントリー美術館 shop×Cafeには私の作品も置かせていただいています。美術館に行かれる方はぜひそちらもご覧ください。
また、Web上でも美術館NEWS「Professionals」で私の特集を掲載していただいております。どうぞご覧ください。
西川 慎