現代ガラス4人展
妖精の森ガラス美術館2009年度後期企画展として「現代ガラス4人展」が開催されています。
「妖精の森ガラス美術館」では、鏡の町(旧上斎原村)の人形峠でとれたウランを用いた国産では唯一のウランガラスの制作に取り組み、ウランの平和利用の一環として紹介されています。
ウランガラスはガラス原料に着色剤として微量のウランを加えたもので、紫外線が当たると美しい緑色の蛍光色を発する特殊なガラスで、光り輝く妖精を思わせることから「妖精のガラス」と名づけオンリーワンの地域資源として振興産業に活用しており、この度の展覧会の開催に結びつきました。
私も2003年からキャストガラスの開発に加り、この度「現代ガラス4人展 ウランガラスの展開」に参加をしており、日頃の造形活動の中にウランガラスを取り込んで制作にあたりました。
非常に特徴のある素材なので自分の作品に取り込む際、いかにウランガラスの表情が生きるかが課題でした。その答えが「妖精の森ガラス美術館」にあります。
また、美術館の外壁にある妖精をモチーフにした彫刻、玄関正面のガラスレリーフもオープンの際に建築の装飾として私が制作した作品です。
お近くに行かれる際には、ぜひ御覧下さい。
現代ガラス4人展「ウランガラスの展開」
場所:妖精の森ガラス美術館2階企画展示室
期間:2009年9月30日~2010年3月29日